
朝開いて夕方しぼむ大輪の一日花が3カ月以上にわたって夏から秋のお庭を彩る「ムクゲ(木槿)」は、花色もピンク、白、紫、紅、花形も一重や半八重、八重とさまざまで、たくさんの園芸品種があります。ほかの樹種との混植に向いていて、暑さや寒さ、乾燥にも強く、和風や和モダンのお庭のシンボルツリーとしてもおすすめです。
ムクゲは発育旺盛で放任すると3~4mと大きくなり、樹形も乱れてしまいます。ムクゲを美しく育てるためには、適切なタイミングと方法で剪定を行うことが大切です。この記事では、ムクゲの剪定方法や基本の育て方などをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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ムクゲの基本情報
属名:フヨウ属
科名:アオイ科
学名:Hibiscus syriacus
和名:木槿(ムクゲ)
別名:ハチス、キハチス
原産地:中国、東南アジア、インド
樹高:1~2m
区分:落葉樹、低木
耐暑性:強い
耐寒性:強い
開花期:7月~9月
花色:白、赤、ピンク、紫、複色
用途:シンボルツリー、生垣など
花言葉:信念、新しい美
ムクゲの特徴

ムクゲの花は一日でしぼんでしまいますが、直径6~10cmの大きな花を夏から秋にかけて次々と咲かせます。葉は単葉で枝に互生してつき、葉の縁には不正形な粗く尖らない鋸歯があります。日本の夏や冬にも耐える強健な性質をもっていて、強剪定にも耐えるため庭木にとても適しており、和風のお庭や和モダンのお庭を彩る庭木としておすすめです。
花色はピンク、白、紫、紅、花形は一重や半八重、八重などさまざまな品種があり、好みやお庭、建物の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
ムクゲの品種
【大徳寺白(ダイトクジシロ)】
涼しげな一重の白い花が咲く。花弁はすきまなく重なりフォルムは丸みを帯びている。
【日の丸(ひのまる)】
中心部分が赤色をした一重の白花。
【紫玉(シギョク)】
濃紫色から薄紫色の八重咲きの花が咲く。
【宗旦(ソウタン)】
日の丸に似ているが、少し花が小さい。茶花として有名。
ムクゲの剪定のタイミング
ムクゲの剪定の適期は落葉後の12月~3月、花後すぐの9月です。
花後すぐ、翌年咲く花芽ができる前の9月の剪定では、混みあっている枝を切り、株全体に風や光が入るようにします。また、古い枝を切って新しい枝に更新します。
放っておくと年々大きくなるので、落葉後の12月~3月の剪定では芯を切り大きさを保ちます。発育旺盛なので、短く剪定しても問題ありません。
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ムクゲの剪定道具
ムクゲの剪定は、以下の剪定道具を揃えておきましょう。
・軍手
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・ノコギリ
・脚立
・癒合剤
剪定作業にはハサミやノコギリなどの刃物類が必ず必要です。価格の高いものやプロ用のものは必要ありませんが、直接手に取り、ある程度しっかりしたつくりで手に馴染むものを選ぶようにするとよいでしょう。
使用したハサミやノコギリは木くずや樹液がついたままにしておくと、刃物の切れ味が悪くなったり、錆びてしまいます。剪定を行うことにより、樹木に負担をかけ、弱らせてしまわぬよう、使用後はしっかり手入れを行い、使用前は消毒を行うようにしましょう。
ムクゲの剪定メリット
ムクゲは剪定で混みあった枝を整理し、樹冠の内部まで光や風が入るようにすることで、蕾をつけやすくしたり、病害虫を予防することができます。
また、不要な枝を整理することにより樹高をおさえられ、全体的にすっきりとした樹形にすることができます。
ムクゲは萌芽力が強く、生育旺盛なので放任するとどんどん大きくなってしまいます。1年に1回は不要枝を整理する剪定を行い形や大きさを整えましょう。
ムクゲの剪定方法

ムクゲの剪定は落葉後の12月~3月、花後すぐの9月に行います。
12月~3月の剪定
【芯を切る】
樹勢が強く、上に向かってたくさんの徒長枝が伸びます。つけ根から切り取り高さを保つようにします。
【徒長枝を切る】
ムクゲは放任すると年々大きくなるので、芯になる幹を決め、好みの高さで切りましょう。とても丈夫で、強剪定にも耐えられますので、深く切っても、樹木にダメージを与えることは少ないです。
芯を切ったら残りの枝も、芯の高さに切り揃えて切ります。今年伸びた枝は、前年の枝のつけ根近くまで切り戻すと、そこから新しい枝が伸びて花が咲きます。枝を切る時は、その後の新梢の伸び方を考え株の中心から外側についている芽(外芽)の上で切ります。
【不要枝を切る】
混みあった枝はつけ根から切り取り、内部まで光や風が届くようにします。不要枝(交差枝、平行枝、内向きの枝など)はつけ根から切り取り、間引きます。
9月の剪定
【徒長枝を切る】
夏に強く伸びた徒長枝は、つけ根から切り取ります。
【枝先を切り戻す】
枝はまっすぐ上にのびる性質が強いので、切り戻して枝数を増やし、花をたくさん咲かせるようにします。
【不要枝を切る】
混みあっている枝は、間引くように剪定し、樹冠の内部まで、風や光が届くようにします。
【古い枝を切る】
花後に古い枝を切って新しい枝を更新します。高くなった枝も、好みの高さで主幹を切り戻し樹高をおさえましょう。
ムクゲは生育旺盛なので、芽吹き前や花後であれば、思いきって切り戻しても問題ありません。花芽は春からのびる新梢の先端につくので、花芽を減らす心配はありません。
ムクゲの育て方

ムクゲは発育旺盛で暑さや寒さにも強く、初心者でも育てやすい樹木です。
日当たり
水はけがよく日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも生長はしますが、花つきは悪くなります。
水やり
水やりは、基本的に必要ありません。
ムクゲは乾燥を嫌うので、夏に日照りが続き、乾燥する場合は水やりを行います。
肥料
花が咲いている期間が長く疲労するので、3月~7月にかけて2・3回ほど化学肥料をほどこしましょう。
植え付け
植え付けの適期は厳冬期を除いた落葉期です。やや湿潤で肥沃な場所を好みます。
ムクゲの病害虫
ムクゲは「アブラムシ」「ハマキムシ」の害虫被害に注意が必要です。
アブラムシ
群生して植物に寄生し、新芽や若葉の汁を吸います。葉が縮れたり、ウィルス病を媒介します。
筆などで払い落し、捕殺します。
ハマキムシ
葉を巻いたりつづり合わせ、中に生息し葉や芽を食害します。
見かけたら葉ごと摘み取り駆除します。
まとめ

「ムクゲ」は夏から秋にかけ大輪の花を咲かせます。花は朝開花し、夕方にはしぼみますが、次々と花を咲かせ、暑い夏を元気に乗り切る強健さを持ちあわせています。
耐暑性、耐寒性に優れていて、強剪定にも耐える丈夫な樹木ですので、夏のお庭を彩るシンボルツリーとして植栽してみたいという方もいらっしゃると思います。
ムクゲは、生育旺盛なので放っておくと、どんどん大きくなり樹形を乱してしまいます。樹形を保つためには、適切なタイミングと方法で剪定を行う必要があります。ぜひ、この記事を参考に剪定を行ってみてくださいね。
ムクゲの剪定やお手入れで困った場合は、ぜひ庭家plus 岡山へご相談ください。
お庭が美しく庭木が健康に育つよう、皆様のお手伝いができれば幸いです。
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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