短い枝を出させ花数を増やす剪定

「ハナカイドウ(花海棠)」は、リンゴの花に似た美しく、可愛らしい花を春に咲かせる落葉樹です。
濃い紅色から淡い色へと変化する花を枝いっぱいにつけ、庭植えのほか、鉢花や盆栽としても人気のハナカイドウはお庭のシンボルツリーとして植えても見栄えがします。
ハナカイドウは徒長枝には花芽がつかないので切り戻し、花芽をつける短枝を出させる剪定作業が必要となります。
この記事では、ハナカイドウの剪定方法や基本の育て方などをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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ハナカイドウの基本情報
属名:リンゴ属
科名:バラ科
学名:Malus halliana
英名:Crab apple
和名:花海棠(ハナカイドウ)
別名:海棠(カイドウ)
原産地:中国
樹高:1.5~5m
区分:落葉樹、小高木
耐暑性:普通
耐寒性:強い
開花期:4~5月
花色:白、ピンク
用途:シンボルツリー、生垣、盆栽など
花言葉:温和、妖艶、艶麗
ハナカイドウの特徴

ハナカイドウは、春にリンゴの花に似た可愛らしい花を木全体に咲かせます。桜に続いて咲きだす、春の代表花のひとつです。開花前の、赤いつぼみが垂れ下がる姿はとても可愛らしく、また、つぼみのときは濃いピンク、開花すると淡いピンクにと色の変化が楽しめます。花の咲き方は、一重咲きや八重咲き、大輪の花など品種によってさまざまです。
ハナカイドウは、花、新緑、実、紅葉と一年を通して、四季の移ろいを感じさせる花木で、庭木はもちろん盆栽や生垣としても古くから人々に親しまれてきました。
暑さにも寒さにも強く、丈夫で放任してもよく育ちますが、病害虫の被害を比較的受けやすい庭木でもありますので、適切な予防や対処を行う必要があります。
ハナカイドウの剪定のタイミング

ハナカイドウの剪定の適期は落葉後の12月~3月、花後の6月~7月です。
落葉後の12月~3月に枯れた枝などの不要な枝の剪定、花後の6月~7月に伸びすぎた枝を切り戻す剪定を行います。
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ハナカイドウの剪定道具

ハナカイドウの剪定は、以下の剪定道具を揃えておきましょう。
・軍手
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・ノコギリ
・脚立
・癒合剤
ハサミは事前にアルコールで消毒をしっかり行い、刃先から病気やウィルスが感染してしまわないようにしましょう。
ハサミやノコギリは使用後の手入れを怠ったり、錆びてしまうと切れ味が悪くなり、ケガの原因にも繋がるので、しっかりと管理を行うようにしましょう。
ハナカイドウの剪定メリット
ハナカイドウの剪定メリットは花数を増やす点です。
長く伸びる徒長ぎみの枝には花芽がつかないので、剪定で切り戻すことにより、花芽をつける短枝を出させ花数を増やします。
花芽をつけるためにも、花後の切り戻し剪定は行いましょう。
また、剪定を行い日当たりや風通しをよくすることにより、グンバイムシなどの病害虫からハナカイドウを守る予防となります。
ハナカイドウの剪定方法

ハナカイドウの剪定は落葉後の12月~3月、花後の6月~7月に行います。
12月~3月の剪定
【平行枝、交差枝を切る】
強く伸び、樹形を乱してしまっている平行枝や交差枝になっている枝は枝元から切ります。
ハナカイドウは枝の出方が不規則で暴れやすいです。綺麗に整えようと強く剪定してしまうと、徒長枝が多くでてしまい、手に負えなくなってしまいますので、多少の暴れている枝は見逃して剪定するとよいでしょう。
【枯れ枝を切る】
幹から出る枯れ枝は枝元から切りましょう。
ふところ枝、ひこばえなどの不要な枝も整理します。
6月~7月の剪定
長く伸びる徒長ぎみの枝には花芽がつきにくいので、短い枝が出ているところまで切り戻します。
ハナカイドウは枝をジグザグに伸ばしていくと、きれいな枝ぶりとなるので、伸びる方向と逆の枝のところを切るようにしましょう。
マハナカイドウの育て方
ハナカイドウは暑さ、寒さともに強く、比較的育てやすい樹木です。
日当たり
ハナカイドウは日当たりがよく、風通しのよい環境でよく育ちます。日照が不足すると花つきが悪くなるので注意が必要です。また、夏の西日が強く当たる場所も避けましょう。
水やり
ハナカイドウの水やりは、基本的に必要ありません。
夏の乾燥が気になる時は、たっぷりと水をあげましょう。水やりを行う際は、温まってしまった水で根を傷めるのを防ぐため、気温の低い朝や夕方に行うようにしましょう。
肥料
緩効性化成肥料を2月と開花後の5月頃にお礼肥としてあたえましょう。
植え付け
12月~2月の落葉時期に植え付けできます。寒い地域では3月以降に植え付けするのがよいでしょう。ンサクの育て方
ハナカイドウの病害虫
ハナカイドウは、比較的病害虫の被害を受けやすい樹木です。
特に注意したい病気は「うどんこ病」「赤星病」、害虫は「アブラムシ」「グンバイムシ」です。
うどんこ病
うどんこ病は春から夏にかけてよく発生します。葉に白いうどん粉を散らしたような状態になり、次第に葉が落ちて株が弱っていきます。
夏の高温乾燥時に多発するため、剪定で風通しを良くしましょう。葉は摘み取り焼却処分します。
赤星病
6月~8月頃に葉の表面に周囲が赤みを帯びた黄色の斑点がつきます。
対策としては、カイヅカイブキなどビャクシン属の樹木が中間宿主となるので、混植を避けます。病害葉を取り除き、被害が大きいときはボルドー液、ダイセン水和液などを分布します。
アブラムシ
アブラムシは芽や葉などについて木の皮の下の汁を吸います。アブラムシの排泄物が原因で「すす病」を発生することもあります。
新芽につきやすいので、発芽前に殺虫剤を散布し対策します。
グンバイムシ
葉の汁を吸うため葉が白く変化して落ちます。
葉が白くなっていたら、裏側をチェックして見つけ次第、捕殺します。被害が多いときは、スミチオンを散布します。
剪定を行い日当たりと風通しをよくしておくと予防になります。
まとめ
「ハナカイドウ」は、リンゴの花に似た可愛らしく美しい花を咲かせる、春を代表する花木のひとつです。
暑さにも寒さにも強く、放任してもよく育つので、ハナカイドウをお庭の花木として育ててみたい方もいらっしゃると思います。
ハナカイドウは、比較的育てやすい樹木ですが、病害虫には注意が必要です。病害虫を予防するためにも、剪定は必ず行うようにしましょう。また、剪定を行うことにより、翌年の花つきをよくすることができます。ハナカイドウが病害虫の被害を受け、弱ってしまった場合や、自分で剪定を行うのが難しい場合はプロの業者や造園会社に依頼するのもひとつの手です。
ハナカイドウは、美しい花を毎年楽しむためにも適切な剪定を行うことが重要です。ぜひ、この記事を参考に剪定を行ってみてくださいね。
ハナカイドウの剪定や病害虫で困った場合は、ぜひ庭家plus 岡山へご相談ください。
お庭が美しく庭木が健康に育つよう、皆様のお手伝いができれば幸いです。
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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