【アレカヤシ】育て方の基本を庭師が伝授

南国ムードの主役に!|【アレカヤシ】の育て方をプロの庭師が伝授します

南国の解放感をただよわせる「アレカヤシ」は、寛ぎ空間やドライガーデンの雰囲気づくりに一役かってくれる植物。生命力が強い「アレカヤシ」は、丈夫で育てやすいところも人気の理由です。
「アレカヤシ」の特徴のひとつ、放射状に茂るグリーンの葉をキープしながら育てるコツをプロの庭師がご紹介します。

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目次

アレカヤシの基本情報

分類 ディプシス属
科名 ヤシ科
学名 Dypsis lutescens
英名 Areca palm
和名 黄金竹椰子(コガネタケヤシ)
別名 ヤマドリヤシ
原産地 マダガスカル、アフリカなど亜熱帯
樹高 原種は10m以上
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
開花期 3~5月
花色 黄色
果実色 オレンジ~黒紫色へ
用途 観葉植物・ドライガーデンなど

アレカヤシの特徴

細長い軽やかな葉が、南国風のリゾート感をかもしだしているアレカヤシ。たとえばホテルやレストラン、オフィスや百貨店のパーテーションなど、私たちの日常生活のあらゆるシーンで誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
やわらかな印象のグリーンの葉はリフレッシュ効果があり、お部屋のインテリアはもちろん、暖地ならドライガーデンへ取り入れている人もいるでしょう。
アレカヤシは、マダガスカルやアフリカの熱帯地域が原産の植物。原種は10m以上の巨木になるほど生命力が強く、その性質から初心者でも育てやすい植物といわれています。南国のゆるやかに流れる時間をつくり出したい人は、アレカヤシを育ててみるのもおすすめですよ。

アレカヤシの育て方

熱帯地域原産のアレカヤシを日本の環境で育てる際には、注意すべき点がいくつかあります。アレカヤシの育て方をチェックしてみてくださいね。

日当たり・管理場所

アレカヤシを室内で育てるベストな環境は、「レースのカーテン越しに日光が入る場所」が適しています。
ある程度の耐陰性もあるアレカヤシですが、まったく日光があたらない環境下では元気に成長してくれません。程よい明るさをキープするのがおすすめです。
また、室内管理で気をつけたいのは、エアコンの風が直接あたらない場所選び。夏、冬にかかわらず、葉が傷む原因となるので気をつけましょう。

直射日光に弱いアレカヤシは、屋外の強烈な日差しを浴びすぎると葉焼けをおこしてしまうので要注意。屋外で育てる際のポイントは、遮光ネットなどを利用して30~50%ほど日差しを遮ってあげることが大切です。

南国育ちのアレカヤシは耐寒性が弱いので、15℃前後の気温になってきたら、早めに室内へ移動しましょう。
10℃以上の気温を保てる温暖な地域なら、屋外で育てることもできるので、素敵なドライガーデンを設計してみてくださいね。

水やり

葉に保水しておくことができないアレカヤシは、水切れになると葉が変色してしまうので注意しましょう。

春~秋にかけての生育期の水やりはとくに大切。土の表面が乾いていたら、たっぷりとあたえましょう。

屋外で育てる際には、真夏の水やりは「夕方~夜」にかけて。せっかくの水が、暑さでお湯へと変わり蒸れてしまいます。

アレカヤシは、秋の深まりとともに生育も緩慢となり、冬の休眠期の支度がはじまります。水やりは少しずつ減らしていきましょう。

休眠期の水やりは、土の表面が乾いているのを確認してから2~3日後にあたえます。
アレカヤシは水切れのサインが葉にでやすいので、葉が落ちていないか確認しながら、水やりの調整をしてください。

また、ハダニやアブラムシの発生を予防するために、霧吹きで葉水をしてあげましょう。
アレカヤシの葉のホコリが気になったときには、葉水のあとにティッシュやハンディモップを使い、拭きとるお手入れも欠かせません。
美しいグリーンの葉を保つために、こまめにお手入れをしてあげましょうね。

肥料

生育旺盛なアレカヤシ。栄養分が不足してしまうと、葉にツヤがなくなったり、黄色に変色したりと、見た目に変化があらわれます。
春~秋の生育期に肥料をあたえましょう。

液肥をあたえる際には、10日に一度ほどのペースで、規定どおりに希釈したものをあたえます。
または、緩効性化成肥料を置き肥として、2~3ヶ月に一度を目安にあたえるのもよいでしょう。

数ヶ月間も置き肥とするので、小バエなどの虫が発生しやすい「有機肥料」は避け、「化成肥料」を選ぶのがおすすめですよ。

植え付け・植え替え

アレカヤシの植え付けと植え替えの適期は、5~6月の暖かいシーズンがおすすめです。

生命力が強いアレカヤシにとって植え替えは、大切な作業のひとつ。鉢いっぱいに根が張りめぐると、根詰まりをおこしてしまいます。
育てている環境によって、成長スピードが変わってくることもあるかもしれませんが、1~2年に一度を目安に、ひとまわりほど大きな鉢へ植え替えをしてあげましょう。

「水が土に染みこまない」
「鉢の底から根が飛びでている」
「下葉が枯れてきた」

といった変化を見つけたら、アレカヤシが植え替えのSOSをだしています。アレカヤシが大きく成長できるように、新しい環境をつくってあげましょう。

【植え替えで準備するもの】
・ひとまわり大きな鉢
・観葉植物用の土など(水はけのよい土)
・鉢底ネット
・軽石やゴロ土など
・グローブ

【植え替えの手順】
1. ひとまわり大きな鉢底へ鉢底ネットをしき、軽石またはゴロ土をいれる
2. 観葉植物用の土を3分の1ほどいれる
3. アレカヤシを傷つけないように鉢から抜きだす
4. 根が張っている際には少し根鉢を崩し、鉢へ土を入れながら植え替える
5. 水をたっぷりとあたえ、明るい場所で管理する


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アレカヤシの病害虫

丈夫で育てやすいアレカヤシでも、気をつけたい病害虫がいくつかあります。とくに注意したい病害虫を紹介するのでチェックしてみてくださいね。

うどんこ病

風通しが悪い環境で発生しやすいうどんこ病。白い粉をまぶしたようなカビが広がるやっかいな病気です。

初期段階であれば、酢や重曹を薄めた自作スプレーで自然治癒も期待できます。
広範囲に広がってしまった際には、葉を切り、殺菌剤を使用するのがおすすめ。

うどんこ病を発生させないためには、アレカヤシの葉を生い茂ったままにせず、こまめに剪定をして空気の流れをよくしてあげることです。

カイガラムシ

あらゆる植物に発生するカイガラムシは、アレカヤシも例外ではありません。
カイガラムシは、日当たりや風通しの悪い環境で発生しやすいので、管理する環境を整えることで発生を防ぐことができるでしょう。

また、アレカヤシへ葉水をおこなう作業を習慣化することで、害虫予防にもなります。

「気をつけていたのにカイガラムシを発見してしまった!」という場合には早めに対処し、大量発生を未然に防ぎましょう。
初期段階で見つけた場合、歯ブラシでこすり落とす方法で解決しますが、不安な人は殺虫スプレーを使用し予防をしてくださいね。

ハダニ

室内でアレカヤシを育てる際に注意したいのがハダニです。「高温&乾燥」している環境で発生しやすいので、季節をとわず換気をしましょう。

ハダニの被害を受けてしまった葉は、色抜けし白いまだら模様のような変化があらわれます。また、ベトベトした糸状のものがついている場合にも、ハダニ発生の疑いがあります。

おすすめの駆除方法は、水が苦手なハダニの性質を利用するもの。
シャワーでまんべんなく水やりをしたり、牛乳を水で2~3倍に薄めてスプレーしたりしましょう。牛乳スプレーをした翌日は、葉についた牛乳を洗い流すのを忘れないように注意しましょう。

アレカヤシの剪定

アレカヤシの剪定に適しているシーズンは、春~秋がおすすめです。

葉が茂りやすい性質のアレカヤシは、定期的に剪定をしてバランスを整えましょう。
剪定をしたことのない初心者の方は、不安に感じるかもしれませんが、アレカヤシの剪定は難しくないので失敗することはないでしょう。

剪定をする際のコツは2つ。

「葉と葉が重なり合って、混み入っているところ」
「葉が傷んで変色しているところ」

この2つのポイントを見つけて、葉のつけ根からカットするだけです。内側から外側へむけて、斜めにカットするときれいな仕上がりとなるでしょう。

万が一「失敗した!」と感じたとしても、次々に葉が茂ってくるので心配はいりません。どんどん剪定にチャレンジして、好きな大きさやバランスへ仕立てていきましょう!

まとめ

柔らかいシルエットのアレカヤシは、寛ぎ空間をつくるのにはピッタリの植物です。生き生きとしたグリーンの葉は、疲れて帰宅した際や、ゆっくりと過ごす休日に癒やしの時間を運んでくれるでしょう。
丈夫で育てやすいアレカヤシは、室内のインテリアや暖地でのドライガーデンなど、幅広く楽しめる植物です。ライフスタイルにあわせて、アレカヤシを楽しみながら育ててみてくださいね。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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