【ヒバ】剪定の基本を庭師が伝授

生垣用途や庭木として人気のヒバ。特に手入れをしなくても枯れることがなく、ぐんぐん成長していくことから根強い人気を誇ります。その一方で育ちすぎて手にあまることもありますので、最低でも年に1回は剪定することがおすすめ。ここではヒバの木の特長や剪定方法など、長く付き合っていく方法をお伝えします。

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ヒバの基礎知識

正式にヒバという名前の木があるわけではありません。

ヒノキやサワラといった木の亜種にヒバと名のついたものがあったり、林業ではアスナロの変種である「ヒノキアスナロ」をヒバと呼んだりと、ヒノキ科のなかでも特定のグループがヒバとして取り扱われています。

ヒバの特長

【特長1】生命力が高く、環境の変化にも強い!

ヒバの特長の一つが、その生命力。環境の変化に極めて強く、日当たりの悪い場所でも極端に育たなくなることがありません。また湿気がこもっていても腐りにくく、強剪定をしても木そのものの体力が著しく消耗することもありません。さらに、病気や害虫にもしっかりと抵抗できるため、放っておいても枯れることはないでしょう。そのため、生垣としての用途にマッチしており、何本かまとめて植えて生垣に…という方も多いかもしれませんね。

【特長2】爽やかな香りとみずみずしい緑

ヒバは常緑樹です。そのため、冬場でも枯れることがなく、みずみずしい緑を通年楽しむことができます。また、その葉からは針葉樹特有の爽やかな香りが漂います。この点は、ヒノキなどの仲間であるヒバの特長です。また、春になると金平糖のような白いお花を付けます。みずみずしい緑の中に咲く小さなお花が可愛らしく、その姿が好きという人もいるほどです。

【特長3】放っておいてもどんどん育つ…

特長1で上げたとおり、ヒバは生命力が強い木です。放っておいてもどんどん育ちます。ということは、放っておくと成長しすぎる可能性があるということにもなり、注意が必要です。気づくと見上げるほどの大樹に育っていた…ということもありますので、定期的に剪定をすることが不可欠です。

ヒバは成長が早い木です。前述の通り、放っておくとどんどん伸びていきますので、定期的に剪定をしましょう。最低でも年に1回。できれば年に2回はメンテナンスをしておきたいところです。

【ヒバの剪定時期】

ヒバの剪定に適した時期は、5~6月頃・9~10月頃の年に2回です。これはヒバが成長する時期にあたり、新たしい枝の芽が付き始めます。枝の芽を見ながら、古い枝を中心に剪定をしていくことで、ヒバの樹形を予測しながらカタチを整えることができます。
反対に、剪定を避ける時期は真夏や真冬などの極端に暑い・寒い時期。ヒバは強い木ですが、暑さ・寒さに体力を消耗している時期に剪定をするとさすがに弱ります。どうしても、という理由がなければ、真夏・真冬は避けたほうが無難です。

ヒバ剪定の手順とコツ

ヒバの剪定で、まず落とすべきは枯れた枝や古い枝です。これらは病気の原因になったり、美しい樹形の妨げになります。これらを判別しながら、新しい枝芽の成長を促すためにも、上述の成長期に剪定をします。

また、ヒバは比較的柔らかいので、剪定ばさみですべての枝をカットできます。また手で揉み切ることもできますので、手を保護する手袋は必須です。

①枯れ枝を落とす

本格的に剪定をする前に、全体を見回します。これは枯れた枝や剪定すべき古い枝を見つけるためです。枯れた枝を見つけたら片っ端から取り除きます。枯れた枝は葉が落ちていたり、葉の色が茶色っぽく変色していたりするのですぐに見分けが付きます。病害虫が繁殖する原因になりますので、丁寧に取り除きましょう。

②枝を間引く

ヒバの剪定の基本は、透かしです。枝の密度を下げ、風通しや日当たりをよくする目的での剪定です。したがって、古い枝を中心に取り除き、葉の向こうに幹や枝が透けて見える程度を目指します。
その時優先すべきは、古い枝です。古い枝からは芽が出ません。剪定するときに、闇雲に切っていくと、古い枝ばかりになってしまい、芽が出ずそのまま木が枯れてしまうこともあります。また、古い枝に新しい枝が派生するように生えていることもありますので、よく見極めてから切り落としましょう。

③高さを整える

ヒバはどんどん伸びます。庭木にする際はもちろん、生垣として使いたいなら、どのくらいの高さにとどめたいかをあらかじめ決めておきましょう。いわゆる「樹冠を整える」という作業です。これは、幹を切ることです。幹を切ると切り口からは小さな枝と葉が生えてきます。これによって、木の天井を作り、これ以上伸びないようにするのです。
ひとたび樹冠を作ったら、樹冠がつねに日に当たり、生い茂るようにこまめに手入れをしていくようになります。

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ヒバの育て方

ヒバは丈夫な木ですので、放っておいても十分に育ちます。ただし、下記のポイントには気をつけましょう。

寒い時期に剪定をしないこと!

実は寒さに弱いヒバ。その弱点を豊かな葉でガードしているのですが、必要以上に葉を透いてしまうと断熱材としての効果が薄くなります。つまり、寒い時期に剪定をすると、冷たい空気が幹を直撃し、大きなダメージを負うことがあります。
コレが原因で枯れてしまうこともありますので、しっかりと刈り込みたい時は、気候の穏やかな時期に剪定をするよう心がけましょう。

葉っぱを密集させすぎない

上記のケースとは逆のパターンです。ヒバの葉は断熱材としての役割がありますので、刈り込みすぎるのはNGですが、放置しすぎて葉が密集すると、今度は風通し・日当たりが悪くなり、湿気がこもってしまいます。湿気は、病害虫やカビが好む環境を生み出します。
これを防ぐためには、前項で述べたとおり、透かし剪定をする必要があります。ヒバは年に2回成長時期がありますので、その時期に合わせて剪定をしましょう。

まとめ

実際はさまざまな種類の木がヒバと呼ばれています。種類によっては適切な対処が異なっていたり、剪定方法を間違えて枯らせてしまうこともあるので、ヒバの剪定はプロの業者に依頼することもひとつの手段です。

ヒバは手入れがしやすく人気の高い木です。反面、成長力が高すぎて大きく育ちすぎることが多く、放っておくと手におえない大樹になってしまうこともあります。そうなる前に適切なメンテナンスを施して、庭木として生垣として活躍してもらえるようにしましょう。


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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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