
「ハクチョウゲ(白丁花)」は、白くかわいらしい花を咲かせる樹木です。見た目の派手さはありませんが、開花期に可憐に咲く白い花は、緑の葉の上に降り積もる雪のようで、英名では「June snow(6月の雪)」と呼ばれています。日本では江戸時代から庭木や生垣、盆栽として親しまれてきました。
ハクチョウゲは丈夫で発芽力も旺盛ですが、樹木としてはやや短命で約10年で株が衰え、枝枯れが目立ってきます。
短命な分1年1年を大切に、たくさんの花を咲かせてあげられるようにしっかり剪定をして大切に育ててあげたいですよね。
この記事では、ハクチョウゲの剪定方法や基本の育て方などをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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ハクチョウゲの基本情報
属名:ハクチョウゲ属
科名:アカネ科
学名:Serissa japonica
英名:June snow
和名:白丁花、満天星(バンテイシ)
別名:ハクチョウボク、六月雪
原産地:中国、台湾
樹高:50cm~1m
区分:常緑広葉(半常緑)
耐暑性:強い
耐寒性:強い
開花期:5月~6月頃
花色:白、ピンク
用途:生垣、盆栽など
花言葉:純愛
ハクチョウゲの特徴

ハクチョウゲは、白い丁型(ラッパ型)の花が咲くことからその名がつけられたといわれるほど、特徴的でかわいらしい花を咲かせます。また純愛という花言葉が付けられたように、可憐な雰囲気が魅力です。
ハクチョウゲは半日陰でも育つとても丈夫な低木で、強い剪定や刈り込みにも耐えるので、生垣や庭木として植栽される他、盆栽として楽しむことができます。葉はギザギザのない楕円形で、葉の縁に斑が入る種が多く流通していてます。
ハクチョウゲは耐寒性がやや低いため、関東より北の地域では冬に落葉することがあります。寒い地域では生垣にせず、盆栽や鉢植えにして、幼木や冬の時期は室内にとりこむとよいでしょう。
また、ハクチョウゲはやや短命で10年ほどで株が衰え、枝枯れが目立ってきます。挿し木などで新しい株をつくっておき、枯れたら植え替えを行のがおすすめです。
ハクチョウゲの剪定のタイミング
ハクチョウゲは春~夏、夏~秋と1年に2回枝の生長期があります。剪定(刈り込み)は春~秋ならいつでも行うことができますが、春の枝がよく伸びる時期に剪定(刈り込み)を行っても、初夏頃には枝が伸びていて樹形が乱れてしまうことがあります。
春~夏、夏~秋それぞれの生長期の終わりに剪定を行うと、剪定後に枝が伸びて乱れるという心配がありません。
ハクチョウゲの剪定道具
ハクチョウゲの剪定は、以下の剪定道具を揃えておきましょう。
・軍手
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・ノコギリ
・癒合剤
ハサミやノコギリは事前にアルコールで消毒を行い、刃先から病気が感染してしまわないように気をつけましょう。
ハサミやノコギリは使用後の手入れを怠ったり、古いものは切れが悪くなり、ケガの原因にも繋がるので、しっかりと管理を行うようにしましょう。
ハクチョウゲの剪定
ハクチョウゲの剪定メリットは樹形を綺麗に保てる点です。
ハクチョウゲは萌芽力旺盛で細かい枝が分枝して伸びるため、定期的に剪定を行わないと樹形が乱れ、見た目が悪くなってしまいます。
美しい樹形をキープするためにも、1年に2回の枝の生長期の終わりには剪定を行いましょう。
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ハクチョウゲの剪定は春~夏、夏~秋それぞれの生長期の終わりに行います。
株が高くなり、枝が暴れて樹形が横に広がってしまった場合には、樹冠内部を透かしたり、株元を整理することにより、暴れた枝が整理されコンパクトな樹形にすることができます。
樹冠内部を透かす
【内向枝を切る】
枝が外に向かって流れるようになると、きれいな樹形になりますので、内側に向かう枝を切りましょう。
【立ち上がっている枝】
株から立ち上がった枝は、切り戻しを行いましょう。
切り戻す際は、生長で枝が伸びることも考え、樹冠より少し深めに切り戻すとよいでしょう。切り口も目立たなくなり、樹形をきれいに整えることができます。
株元の整理
株元の枝から出る小枝は切ります。細い枝は地際から切りましょう。
ハクチョウゲの剪定は徒長枝を間引いたり、伸びすぎた枝は切り戻すなど、細かい剪定を行い自然樹形に仕立てることで、やわらかな印象に仕上げることができます。
ハクチョウゲの育て方
ハクチョウゲは発芽力も旺盛で初心者でも比較的育てやすい樹木です。
日当たり
ハクチョウゲは日当たりがよく風通しのよい環境でよく育ちますが、半日陰でも枯れることはありません。しかし、ほぼ日が当たらない場所で育てると、生育がうまくいかなくなり、生長のスピードが悪くなったり、花付きが悪くなったりすることがあります。また、風通しが悪い場所だと、株が蒸れてしまい弱らせてしまう原因となります。
水やり
ハクチョウゲの水やりは、基本的に必要ありません。
夏の乾燥が気になる時は、少し水やりを行いましょう。水やりを行う際は、温まってしまった水で根を傷めるのを防ぐため、気温の低い朝や夕方に行うとよいでしょう。
肥料
基本的には必要ありませんが、発育が悪い場合や健康に育てたい場合は、2月頃の寒い時期に肥料を与えましょう。
植え付け
3月頃の春先から9月頃ごろの秋までの間いつでも植え付けできます。
ハクチョウゲの病害虫
ほとんど病害虫は発生しませんが、春先にアブラムシが発生することがありますので、発見次第薬剤を散布し駆除しましょう。
ご注意ください!
自分で剪定する際に、
事故が発生しています。

設備不良による転倒や、害虫との接触など、剪定中の事故が発生しています。
十分注意の上、怪我のないように、作業を行いましょう。
まとめ

白くかわいらしい花を咲かせる「ハクチョウゲ」は、庭木や生垣、盆栽として楽しむことができます。
見た目の派手さはないハクチョウゲですが、丈夫な性質で育てやすく、葉の縁にクリーム色の斑が入る種を、お庭の差し色に植栽してみたいという方もいらっしゃると思います。
ハクチョウゲは、生長が早く、剪定を行わないと樹形が乱れてしまいます。美しい樹形を保つためには、適切なタイミングで剪定を行う必要があります。
剪定の作業自体は難しくありません。ぜひ、この記事を参考に剪定を行ってみてくださいね。
ハクチョウゲの剪定やお手入れで困った場合は、ぜひ庭家plus 岡山へご相談ください。
庭木が健康に育つよう、皆様のお手伝いができれば幸いです。
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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