大切なのは剪定時期と切る箇所

公園や庭先など、さまざまな場所で親しまれているカエデ(楓)の木。
「剪定しても見た目が悪くなってしまう」
「大きくなりすぎないように剪定したいな」
など、カエデの剪定方法がわからずお困りではありませんか。
お庭に植えたカエデは、大きくしすぎると手入れがしにくくなってしまいます。
できることなら大きくなる前に剪定して、樹形を保ちたいものです。
そこでこの記事では、カエデの木の剪定方法が知りたい方に、以下をわかりやすく解説します。
・カエデ(楓)の基礎知識や特徴
・剪定方法と時期
・剪定のコツや注意点
・育て方や気をつけたい病害虫
剪定されたカエデは、生きようと必死に枝を伸ばそうとします。正しいタイミングで適切な枝を処理すると、見違えるように綺麗になりますよ。
ぜひこの記事を読んで、剪定をする際の参考にしてくださいね。
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カエデ(楓)の木の基礎知識

カエデは日本の代表的な庭木です。10月頃には黄や赤に色づき、紅葉を彩ります。
日本は世界でも有数のカエデの品種が多い国です。野生種と園芸種を合わせると、160種類以上の品種があります。
科名:ムクロジ科
属名:カエデ属
学名:Acer laurinum
英名:Maple
和名:カエデ
原産地: 日本、中国、北アメリカ、ヨ-ロッパ、北アフリカ
樹高:~25m
区分:落葉広葉樹(高木)
耐暑性:やや弱い
耐寒性:普通
開花期:4月中旬~5月上旬
花色:赤
果実期:9月~10月
剪定時期:11~1月
用途:カラーリーフ、シンボルツリー、盆栽、庭木など
花言葉:「大切な思い出」「美しい変化」「遠慮」
カエデ(楓)とモミジ(もみじ)の違い


カエデとモミジの一番わかりやすい違いは、葉の形です。葉の切れ込みが深く分かれているのがモミジで、浅く分かれているのがカエデです。
落葉時に2つの木を見分けるのは、困難かもしれません。
カエデは、葉っぱがカエルの手に似ていることが名前の由来です。カエデは形から名前が取られている一方、モミジは色に由来があります。紅葉つ・黄葉つで、「もみつ」と読み、もみじへと変化していったとされています。
カエデ(楓)の木を剪定する時期は?

カエデの剪定をする時期は、11~1月頃です。基本的には休眠している落葉時に剪定します。休眠時の剪定は、太い枝を切り落とすような強い剪定でも大丈夫です。
樹形を少し整える程度であれば、6~7月頃の剪定も可能です。しかし、カエデは夏場に水分を多く吸い上げています。そのため、夏場に剪定すると切り口から樹液が止まらなくなり、傷口がふさがりにくいです。あくまでも、夏は軽く透かす程度の剪定にします。
強い剪定は冬、弱い剪定は夏と覚えるとよいでしょう。
カエデ(楓)の木の剪定方法

カエデの剪定方法は、以下の3つの手順で進めます。
1.不要な枝を切る
2.飛び出している枝を根元近くで切る
3.樹形を整える
カエデはデリケートな庭木ですが、勢いよく成長する庭木でもあります。綺麗な樹形を保つには剪定が大切です。
不要な枝を切る
枯れた枝・木の内側に向いた枝・他の枝と交差している枝など、不要な枝を中心に剪定します。先に不要な枝を取り除くと、枝全体の量が少なくなり、樹形を整えるのが楽になります。
飛び出している枝を根元近くで切る
飛び出している枝は、途中で切らずに根元の近くで切ります。枝の途中で切ると、切り口から新しい枝が数多く生えてきます。
新しく生えた枝がそのまま成長すると、日当たりや風通しが悪くなります。病害虫発生の原因となるので、枝の途中での切り込みは行わないようにしましょう。
透かし剪定で枝を間引く
樹形がある程度整ったら、透かし剪定で枝を間引きます。カエデの枝は対性と呼ばれる生え方で、同じところから2つの枝が発生します。片方を残して剪定すると、木全体の枝のボリュームが抑えられます。
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カエデ(楓)の木を剪定するコツ
カエデの幹側から枝を眺めると、重なり具合を確認しやすいです。作業の前に観察するのが、不要な枝を剪定するコツです。
葉で生い茂った枝は、外から見ても分かりにくいものです。
また、細い枝はなるべく手で処理するのも剪定時のコツです。夏に透かすだけの弱めの剪定は、手作業で剪定すると、カエデが痛むことは少ないでしょう。
カエデの木を剪定するときの注意点は、樹形を整えるために枝先だけを剪定しないことです。枝先だけを剪定すると、切り口から大量の新芽が出てきます。
葉が混み合い、風通しや日当たりが悪くなり、病害虫発生の原因になります。枝を切る場合は、根元から切り落とすようにしましょう。
育ちすぎたカエデ(楓)を小さくする剪定のポイント

育ちすぎたカエデを小さくするには、強い剪定が必要です。強い剪定でカエデを弱めないために、作業は必ず休眠している11~12月頃に行います。
また強い剪定時には、大きな枝も切ります。傷口を保護するためのゆ合剤を塗るのを忘れないようにしましょう。ゆ合剤を塗るコツは、晴れた日に作業することです。雨で流れ落ちてしまうのを防げるでしょう。
盆栽のカエデ(楓)の剪定方法
基本的には庭木と同じ考え方で剪定します。剪定時期は11月~1月頃に行うと良いでしょう。大きく伸びてしまった枝や、不要な枝などを切り落とします。剪定後はゆ合剤で傷口を保護するのを忘れないようにします。
樹形を整えるために先端の枝の成長を抑えたい場合は、新芽を摘みましょう。先端の枝に栄養が使われると、縦に大きく伸びるため樹形が崩れやすいです。作業の際は、葉を広げて真ん中の芽を摘みます。真ん中の枝だけが伸びることを防げるため、バランスの良い樹形になりやすいでしょう。
カエデ(楓)の木の育て方
カエデは地植えであれば、基本的に水やりは不要です。鉢植えの場合は、土が乾燥したら水やりを行います。
肥料を与える時期は2~3月です。カエデは落葉樹で、春に新芽を出します。春に大きく力を使うので、冬のあいだに肥料で栄養を補うと良いでしょう。
カエデ(楓)の木の気を付けたい病害虫

カエデの木で気を付けたい病害虫には、以下のものが挙げられます。
・うどんこ病やすす病
・アブラムシやカイガラムシ
放っておくと枝が枯れてしまったり、最悪の場合、木が枯れてしまったりします。どのような病害虫がカエデに発生し害をもたらすのか解説します。
うどんこ病やすす病
うどん粉病は、葉に白いうどんの粉のようなものがつく病気です。光合成ができず、葉が枯れてしまうことがあります。原因は窒素肥料の与えすぎが考えられるでしょう。
すす病は、葉っぱにすす状の斑点がつく病気です。そのままにしておくと、カエデが弱ってしまいます。
アブラムシやカイガラムシ
アブラムシは細かい緑色の虫で、植物の栄養を吸い取ります。葉にこぶができてしまったり、枯れてしまったりするでしょう。放っておくとどんどん増えてしまうので、対処が必要です。
カイガラムシは、白い貝殻のようなものをまとった小さな害虫です。アブラムシと同様に、植物の栄養を吸い取ります。大量に発生すると、新しい枝や葉が出にくくなってしまいます。最悪の場合は枯れてしまうので、対処が必要です。
カエデの木の一番の病害虫対策は、剪定をしっかりと行うことです。カエデの病気は、害虫の排泄物によって引き起こることが多いです。そのため、害虫対策が病気対策につながります。
風通しと日当たりが良いと、害虫は寄り付きにくくなります。もし、剪定しても害虫がついてしまったり、病気になってしまったりする場合は、薬剤の使用を考えます。
まとめ

カエデの木は、自然の形が一番綺麗だとされています。しかし、放っておくと大きくなりすぎたり、枝が混み合ってしまったりして、手入れをするのが大変になるでしょう。
冬場を中心に剪定を行いますが、カエデが大きくなるにつれ、剪定の際には危険が伴います。そのままにすると、20mを超すような大木になるのがカエデの木です。
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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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