ユズリハの剪定は難しくない!コツをつかんで理想の庭木へ仕立てよう

ユズリハは、縁起のよい木として知られています。庭木として植え付けている方も多いかもしれません。
ところが、枝先に細長い葉を茂らせるので「風通しが悪くなる点に悩まされている」という声をよく耳にします。じつは、密に茂っているユズリハの剪定には、ちょっとしたコツが必要です。
この記事では、ユズリハの剪定の時期や剪定方法、育て方のコツをご紹介します。ぜひ、剪定をマスターして、存在感たっぷりの樹形へ仕立てていきましょう!
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ユズリハの基本情報
属名:ユズリハ属
科名:ユズリハ科
学名:Daphniphyllum macropodum
英名:Daphniphyllaceae
和名:ユズリハ
別名:ツルノハ、ユズルハ
原産地:日本、中国、韓国など
樹高:約4~10m前後
区分:落葉広葉樹(中高木)
耐暑性:普通~やや強い
耐寒性:普通~やや強い
開花期:5月~6月
花色:黄緑色
果実期:10月~11月頃
剪定時期:6月~7月下旬、11月中旬~12月
用途:庭木、公園樹、防火樹など
花言葉:「若返り」「世代交代」「譲渡」
ユズリハの特徴

ユズリハは、光沢のあるグリーンの葉と、赤い葉柄のコントラストが美しい庭木です。
垂れるような長い葉はボリュームがあり、立体的にお庭を彩ることでしょう。
種類も豊富で「斑入りユズリハ・アオジクユズリハ・ヒメユズリハ・エゾユズリハ」などがあります。
とくに斑入りユズリハは目を引くほどの美しさ。洋風の家にも違和感なく馴染み、シンボルツリーとしても人気です。
雄雌異株のユズリハの開花は5~6月頃。黄緑色の小さな花が咲きますが、あまり目立ちません。むしろ、葉の存在感の方があるでしょう。
秋には、ブルーベリーのような紫色の美味しそうな実をつけます。ただし、ユズリハの実と葉には毒性があるので要注意。
ペットや家畜が食べて、死亡してしまったこともあるほどの毒性の強さです。小さなお子様やペットがいるご家庭で育てる際は、とくに注意しましょう。
ユズリハは、新しい葉が生えはじめると、古い葉が枯れ落ちてしまいます。
その姿は「世代交代をしながら、家が繁栄していく象徴」に例えられ、縁起のよい木として親しまれています。
また、ユズリハの大きな葉はお正月飾りに使われたり、鏡餅の下に敷いたり、生活の傍らにも寄り添ってきました。
古くから日本に生息してきたユズリハは、気候や風土とも相性がよく育てやすいので、庭木におすすめの樹木ですよ。
ユズリハの剪定時期
ユズリハの剪定適期は年2回で、花が終わる頃の「6~7月下旬」と、実が落ちる「11月中旬~12月頃」がベスト。
花や実が落ちた後なので、剪定もスムーズに行えるでしょう。
ユズリハはゆっくりと成長していく樹木です。そのため、軽く樹形を整える程度の剪定で済むでしょう。
また、強剪定が苦手な一面もあるので、放置して大掛かりな剪定が必要にならないように注意しましょう。
ユズリハの剪定道具
ユズリハの剪定にはいる前に、剪定道具を確認しておきましょう。
・軍手
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・癒合剤
・脚立
を準備します。
やむを得ず太い枝を切る場合は、癒合剤で切り口を「殺菌&乾燥」させるのを忘れないようにしてください。
また、樹高が高くなったユズリハの剪定作業は、思いのほか大変な作業となるかもしれません。
脚立を使った高所作業に不慣れな方は、無理をすると大怪我のリスクがあります。難しいと感じた際には、専門業者へ依頼することをおすすめします。
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ユズリハの剪定メリット
ユズリハの剪定を行うメリットは、ボリュームを抑えて美観を整えることです。
細長く大きな葉が密に重なり合うため、剪定を怠ってしまうと、少し重苦しい印象になってしまいます。
いっぽう、バランスのよい樹形へ剪定したユズリハは、庭木の中でも主役的な存在感を放つ樹木です。
「ゆっくりとした成長なら、剪定は必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、不要な枝を取りのぞく軽剪定を行うだけで、景観はずいぶんと変わってきます。
また、葉が茂りすぎてしまうと、風通しと日当たりも悪くなってしまいます。
そうなると、成長を妨げるだけではなく、最悪の場合枯れてしまうこともあるでしょう。
ユズリハの剪定には、美観を整え、成長を促進させる大切なメリットがあることを覚えておきましょう。
ユズリハの剪定方法

ユズリハの剪定は、なるべく強剪定を避けて「間引き剪定(透かし剪定)」を行うのがおすすめです。
ユズリハの細長い葉は、枝の先端に密集して茂るので、奥の方まで日光が当たりづらく、風通しも悪くなってしまうのが難点です。放っておくと、枯れてしまうこともあるので、剪定を行い風通しのよさを確保しましょう。
まずはユズリハの内側へ向かって伸びている枝を見つけ、剪定していきます。
剪定は、枝のつけ根で切るようにしてください。
この作業を繰り返しているうちに、混みあった枝がスッキリとしてくるでしょう。さらに、徒長しているバランスの悪い枝を見つけて剪定していきます。
花や実をつけない不要な枝を切り、ほかの元気な枝へ栄養を行き渡らせるためです。
剪定のポイントとコツ
剪定作業のポイントは、なるべく太い枝を切らないことです。
ユズリハは、強剪定を行うと枯れてしまいやすい性質があるからです。万が一、剪定してしまった際は癒合剤を塗り、殺菌と乾燥をしっかりと行います。
大きな葉が密集していると、どこを剪定すべきか悩んでしまうかもしれません。
「ユズリハの枝と枝の間に、風が通りやすいスペースを作るイメージ」をしながら、剪定するのがコツです。
はじめは難しいかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう!
ユズリハの育て方
日本に自生してきたユズリハは、丈夫で育てやすい樹木です。ポイントをチェックしながら育てましょう。
日当たり
ユズリハは、日当たりを好む樹木です。
日陰でも育ちますが、細く華奢な樹形となってしまうため、日当たりのよい場所での管理をおすすめします。
水やり
やや乾燥に弱い性質がありますが、基本的に水やりは必要ありません。乾燥が気になるシーズンのみ、適度な水やりを意識して行いましょう。
肥料
2~3月頃にユズリハへ肥料を施しましょう。
本来、若い葉が成長してくる6~7月のタイミングで古い葉が枯れ落ちます。ところが、肥料が不足してしまいサイクルが崩れると、落葉してしまうことがあります。
健康的にユズリハを育てるために、有機質の肥料(堆肥・鶏糞)を寒肥としてあたえるようにしましょう。
植え付け
ユズリハの植え付けを行う際には、真夏や真冬の厳しい季節は避けましょう。
寒暖の激しい環境下では、植え付けた株への負担が大きくなってしまいます。
気候が穏やかな、春や秋が適しているでしょう。
「3~5月」または「9~10月」がおすすめ。
乾燥を嫌うので、植え付ける用土はやや湿り気のあるものを選びます。
有機質の腐葉土や堆肥など、植え付ける場所へすき込み、土壌を改良するとよいでしょう。
植え付けるスペースは、充分な広さを確保してください。
成長はゆっくりとしていますが、時間をかけて4~10mほどの樹高になります。
ユズリハの病気と害虫
ユズリハの葉や実の毒性は強く、そのことが功を奏して、病害虫の発生は比較的少ないでしょう。
ところが、適さない環境が長く続いてしまうと、病気が発生することもあります。とくに気をつけたい病気を紹介するので、チェックしてみてくださいね。
こぶ病
長雨や湿度の高い日が続く梅雨のシーズンは、こぶ病が発生しやすい環境です。
枝や幹に、小さな豆粒のようなこぶが出来ていたら要注意。
時間をかけて大きく成長していき、ユズリハを弱らせてしまうでしょう。
手遅れになる前に、小さなこぶの段階で見つけ、切り取ってしまうのがおすすめ。切り口には癒合剤を塗り、殺菌と乾燥から守ってあげましょう。
さび病
春~秋にかけて発生しやすいさび病は、カビに感染してしまうのが原因です。
また、肥料切れが原因となることも。
葉に赤褐色の斑点などの異変が出ていたら、早めに切除しましょう。
既にほかの場所へ感染が広がっていることもあるので、さらに薬剤を散布すると安心です。

立体的かつ存在感のある庭木を探している方に、ユズリハはおすすめの樹木です。
大きく細長い葉と、赤い葉柄のコントラストはまさに個性的です。
ユズリハは、古くから日本に自生しているので、育てやすく病害虫の心配もほぼありません。
また、縁起のよい木として慕われ続けてきたユズリハは、子孫繁栄を象徴しています。
お正月飾りに利用されたり、鏡餅の下に敷かれたりと、おめでたい行事でも活用されてきました。
縁起のよいユズリハを、ご自宅の庭木としてお迎えしてみるのはいかがでしょうか。
ユズリハは、強剪定が苦手な一面もあるので、放置して大掛かりな剪定が必要にならないよう注意することが必要です。
ご自身での剪定やお世話などの作業が難しい場合は、庭家plus 岡山までご相談ください。
見積もりも無料ですので、ぜひ気軽にご相談ください。ユズリハの育つ、綺麗なお庭で皆様の暮らしが豊かになれば幸いです。
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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