【レンギョウ(連翹)】剪定の基本を庭師が伝授

形や大きさを整える剪定!

「レンギョウ(連翹)」は、葉の展開前の早春を鮮やかに彩る枝いっぱいの黄色い小花を咲かせる樹木です。レンギョウの枝は直立、あるいは下垂するように伸びます。
レンギョウは発育旺盛で放任すると枝が混みあい樹形も乱れてしまいます。レンギョウを美しく育てるためには、適切なタイミングと方法で剪定を行うことが大切です。この記事では、レンギョウの剪定方法や基本の育て方などをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

レンギョウの基本情報

属名:レンギョウ属
科名:モクセイ科
学名:Forsythia suspensa
英名:Forsythia Golden bells
和名:連翹(レンギョウ)
別名:レンギョウウツギ、イタチハゼ(古名)
原産地:中国
樹高:2~3m
区分:落葉広葉樹、低木
耐暑性:普通
耐寒性:普通
開花期:3月中旬~4月中旬
花色:黄色
用途:庭木、生垣、盆栽など
花言葉:希望、希望の実現

レンギョウの特徴

レンギョウは株を埋め尽くすように、鮮やかな黄色の小花が葉の展開前の早春に咲く樹木です。同じ仲間の、花びらがやや細いシナレンギョウは庭木としてたくさん植栽されています。花は直径約2.5cmほどの筒状の鮮やかな黄色で、葉の展開に先立ち、前年枝の葉腋について開花します。葉は単葉で対生し、葉身は長さ3~10㎝で縁に鋸歯があります。実は直径約1.5cmほどで、9月~11月、黒褐色に熟して2裂します。

レンギョウの品種・近種

【支那連翹(シナレンギョウ)】


花の裂片が細い。レンギョウと同じく葉の展開前に花が咲きだす。

【チョウセンレンギョウ】


葉がやや広く、枝が弓なりに伸びる。

【アイノコレンギョウ】


レンギョウとシナレンギョウの交配種。

レンギョウの剪定のタイミング

レンギョウの剪定の適期は落葉後の11月~2月、花後の4月です。
花後の4月に古い枝を切り取り、強く剪定し新枝を伸ばします。
落葉後の11月~2月に樹形を整える剪定を行います。

レンギョウは放っておくと樹形が乱れたり、大きくなってしまうので、花後に強剪定を行い樹形や大きさを保ちます。萌芽力が強く発育旺盛なので、強い剪定をしても耐えます。刈込剪定にも適しています。

レンギョウの剪定道具

レンギョウの剪定は、以下の剪定道具を揃えておきましょう。

・軍手
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・ノコギリ
・脚立
・癒合剤

剪定作業には刃物類が必ず必要です。高価なものやプロ仕様のものは必要ありませんが、直接手に取り、ある程度しっかりしたつくりで、自分の手に馴染むものを選ぶようにするとよいでしょう。

使用した刃物は木くずや樹液がついたままにしておくと、切れ味が悪くなったり、錆びてしまいます。汚れた剪定道具を使用することにより、樹木に負担をかけ、弱らせてしまわぬよう、使用後は手入れをしっかり行い、使用前は必ず消毒を行いましょう。

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レンギョウの剪定メリット

レンギョウは剪定で混みあった枝を整理し、樹冠の内部まで光や風が入るようにすることで、ふところにも花が咲くことが期待できるようになります。

レンギョウは樹形や大きさ以外の面では、それほど手入れを必要としませんが、生育旺盛なので放っておくと、とどんどん大きくなってしまいます。1年に1回は不要枝を整理する剪定を行い形や大きさを整えましょう。

レンギョウの剪定方法

レンギョウの剪定は落葉後の11月~2月、花後の4月に行います。

11月~2月の剪定

【不要枝を切る】
枝全体に花芽がついているので、花芽に気をつけて、不要枝(交差枝、平行枝、内向きの枝など)を切り取ります。
【混みあった枝を整理する】
混みあった枝や絡んだ枝、交差している枝などは切り取り、樹冠に光や風が入るようにします。
【樹形を整える】
立ち枝や樹冠からはみ出している枝をつけ根で切ります。

4月の剪定

【樹形を整える】
よく伸びて、樹冠からはみ出ている枝は、外向きに伸びる枝の分岐点で切り取ります。
【枝を間引く】
生育旺盛で枝が混みあいやすいので、混みあった枝や絡んだ枝は枝のつけ根から切り取って間引きます。
【長い枝を切る】
枝が地面につくと節から根を出して増えていくので、株を大きくしたくない場合は、長い枝を切っておきましょう。
【枯れ枝を取りのぞく】
枝の内部に枯れ枝ができやすいので、枯れた枝はつけ根で切り取ります。
【刈り込みを行う】
茂って枝が増えてしまった場合は、好みの形に刈り込みましょう。刈り込みは花後に行い、夏に徒長枝が出てきたら切り取ります。

レンギョウは生育旺盛で、枝が地面につくと発根してしまうので、長い枝は剪定で切り取り樹形をコントロールしましょう。

レンギョウの育て方

レンギョウは発育旺盛で、初心者でも育てやすい樹木です。

日当たり

日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。

水やり

地植えの場合水やりは、基本的に必要ありません。

肥料

落葉期に寒肥えとして油かすや牛糞などの有機肥料を混ぜて株周りにまき、土にすきこみます。
花後にはお礼肥えを施します。

植え付け

植え付けの適期は12月~3月です。日当たりの良い湿潤で肥沃な場所を好みます。

レンギョウの病害虫

レンギョウは「アブラムシ」「カイガラムシ」の害虫被害に注意が必要です。

アブラムシ

群生して植物に寄生し、新芽や若葉の汁を吸います。葉が縮れたり、ウィルス病を媒介します。
筆などで払い落し、捕殺します。

カイガラムシ

寄生する植物の汁を吸い発育を阻害します。排泄物にすす病が発生する場合もあります。
ブラシなどでこすり落とし排除します。混みあった枝を剪定し風通しをよくすることで予防します。

まとめ

「レンギョウ」は早春を鮮やかに彩る枝いっぱいの黄色い小花を咲かせます。発育旺盛で、強剪定にも耐える丈夫な樹木ですので、早春のお庭を彩る花木として植栽してみたいという方もいらっしゃると思います。
レンギョウは、春に古い枝を切り取り、冬に樹冠を整える剪定を行い、綺麗な樹形を保つのが剪定のコツです。ぜひ、この記事を参考に剪定を行ってみてくださいね。

ご自身での剪定が難しいと感じた場合は、専門の造園会社やプロの庭師に依頼するのもよいでしょう。
レンギョウの剪定やお手入れで困った場合は、ぜひ庭家plus 岡山へご相談ください。
お庭が美しく庭木が健康に育つよう、皆様のお手伝いができれば幸いです。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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