【アジサイ】剪定の基本を庭師が伝授

アジサイは、日本原産の落葉低木で、ガクアジサイや西洋アジサイともに、数多くの品種や種類があります。アジサイの剪定は、翌年も花を咲かせるために重要な作業なので、毎年定期的に行いましょう。アジサイは、寿命の長い植物で長い期間楽しめますが、手入れを行わないと年々株が大きくなる成長力のある花木で、背丈もどんどんと高くなってしまいます。

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目次

アジサイの特徴

アジサイとはどういった特徴をもつ木なのでしょうか。
分類:落葉低木
原産地:日本
樹高:低木 30cm~3m
日照:日なた
耐暑:弱い
耐寒:普通
開花期:5~7月
葉張り(樹冠の横幅):2m
花色:青、紫、ピンク、白、グリーン、アンティークカラー、複色、
果実色:ピンク
果実熟期:11月~12月
用途:庭木、公園樹、花材
別名:アズサイ
記念樹:「新築・新居祝い」「父母への感謝」「巣立ちのお祝い」に向いています。語源が「青い花が集まり咲く」ということより、家族の結びつきの象徴としても用いられています。
花言葉:「移り気」「浮気」「無常」

アジサイはとても強く、地植えして根付いた後は水やりも必要なく、どんどん大きくなります。アジサイの花は、今年伸びた枝には翌年には花が付かないという特徴があり、今年伸びた枝の下に位置する昨年伸びた枝の付け根に花芽を付けます。また、アジサイは日本中どこでも見かけますが、日本にも中国にも自生は無く。ガクアジサイの両性花が、装飾花に人工的に変化させたものを栽培したものと言われています。

アジサイの剪定時期

梅雨時期に満開を迎えることが多いアジサイですが、アジサイの剪定時期はお花が咲き終わった、6~7月頃が剪定の適期です。お花が咲き終わり、花色が色あせてきた頃に、お花のすぐ下を切りましょう。8月頃になってしまうと翌年のお花の花芽ができるので、それまでに剪定は行いましょう。特に鉢植えのアジサイは、早めに剪定して、次の年の花のためにエネルギーを貯めやすくしてあげましょう。

アジサイの剪定をしてはいけない時期

アジサイ剪定はできれば7月末までに行いましょう。8月に入ると来年の花芽ができはじめているので、8月に剪定すると花芽も落としてしまうことになります。テマリタイプやガクアジサイなどの日本原産の旧枝咲きのアジサイは7月末までに剪定する品種で、他には、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイなどがあります。新枝咲きのアナベルやノリウツギ(ピラミッドアジサイ)などのアジサイは花芽はその年の4月以降にできるので、お花が終わってから、翌年の2月~3月までに剪定を行いましょう。

アジサイの剪定方法

花後の剪定は、日本原産のテマリタイプやガクアジサイなどの旧枝咲きのアジサイでは、今年咲いた茎は翌年の花芽はできないので、花から2~3節下の、脇芽の上で切り落としましょう。アジサイは切った場所から50~70cm伸びて開花しますので、株の大きさの調整は伸びる分を見込んで剪定を行いましょう。11月~3月頃の休眠期の剪定では、花芽の付いていない枝や古い枝を切り落としましょう。この剪定を行うことで新梢が生えたときの風通りが良くなり害虫や病気の予防にもなります。樹形を整える剪定は、株全体を根元付近から切り落としますが、翌年は花が咲かないことを覚悟しておく必要があります。翌年もお花を咲かせたい場合は、枝の半分程度を地際から切り戻す、半分を花芽を残して切り落とします。これは複数年行い、大きさを整えていきます。

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アジサイが枯れる原因

アジサイが枯れる原因は主に4つ。でももしかして枯れていないかも。
まずひとつ目は「お水」です。地植えの場合は多少の水不足でも枯れてしまうことは多くはありませんが、鉢植えの場合は、水不足の状態が長く続いてしまうと枯れてしまうことがあります。また逆に、水を与えすぎている場合も枯れる原因になることがあります。アジサイは乾燥を苦手としますので、地植え場合は、降雨だけでも良いとされていますが、真夏などの乾燥が激しい時期などには水遣りを行いましょう。

二つ目は「日当たり」です。アジサイは強い日差しに弱く、乾燥の原因となり葉が焼けてしまう場合があります。特に真夏の日差しの強い期間などの西日には特に注意が必要で、日差しを遮るなどの対処が必要です。日差しが遮れない場合は植え替えも検討してみましょう。

三つ目は「植え替え時期」です。アジサイの植え替えは開花後の7月の終わりごろから9月頃までの期間か、11月~2月頃の時期が良いとされています。尚、お花の咲き始めの頃は、栄養分が花に集中しているので、植え替えには適していませんから注意が必要です。

四つ目は「鉢の大きさ」です。アジサイは乾燥が苦手で水を好む植物なので、鉢植えの場合は、木の大きさに対して小さすぎる鉢の場合、土の保水力が足らずに枯れる原因となってしまいます。鉢植えの場合は3年に1度程度は、株が大きくなるにつれ、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

また、アジサイは落葉樹で、休眠期に入る前に全ての葉を落とし、晩秋の頃には枯れたような茶褐色の枝となり、一見すると枯れているという見た目になります。このような状態でも決して枯れているわけではありませんから、抜根をして処分することのないようにしてください。春になればまたキレイな若葉が出てきます。

アジサイの肥料

アジサイには年に2回、肥料を施します。お花が終わった1ヶ月後にお礼肥として、発酵油かすの固形タイプなどの有機質肥料を与えます。休眠期の1~2月頃には寒肥として固形の発酵油かすなどの有機質肥料を施しましょう。またお花の色がさえない場合は、1株あたり80グラム程度の化成肥料を7月~8月頃に与えてみましょう。また、近年はアジサイ専用の肥料で、青花用・赤花用という花色をしっかり出すものも市販されていますので活用してみましょう。

アジサイ病気と害虫

エゴノキは、うどんこ病や炭疽病などが発生する場合があります。害虫はアザミウマ、アブラムシ、カイガラムシ、グンバイムシ、ケムシ、シャクトリムシ、ハダニなどの被害を受ける場合があります。害虫と病気両方に効果がある殺虫殺菌剤や浸透移行性剤の殺虫剤など、病気と害虫を見極めて対処していきましょう。

アジサイの増やし方

アジサイを増やす方法は、挿し木、取り木、株分けと、3種類の方法で増やすことができます。アジサイの挿し木は、「緑枝挿し」、「休眠枝挿し」があり、「緑枝挿し」は、5~7月、9月。「休眠枝挿し」3月が適しています。取り木は4~9月が適期、梅雨が最適期です。株分けは休眠期の11~3月が適期ですが、寒冷地は暖かくなる3月頃の方が適しています。

まとめ

アジサイは梅雨時期のお庭を飾る代名詞。雨に濡れたアジサイにカタツムリを見つけたりして風情あるお庭を楽しんでみましょう。アジサイは長い間花を楽しめる寿命の長い植物で、年を追うごとに花数が増えて立派なな株になっていきます。また、鉢花や切り花、ドライフラワーとしても人気が高いお花です。あなたのお庭にもお気に入りのアジサイを増やして、梅雨時のお庭を華やかに彩ってみませんか。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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