【カレックス】育て方の基本を庭師が伝授

カレックスの育て方をプロの庭師が伝授します

「カレックス」は、全世界に2,000種以上の品種があり、日本にも200種程度が自生しています。カレックスは日本原産種も多く、野山や公園などで良く目にしているかも知れません。カレックスは、手が切れるほどに鋭い葉を持つことより、ギリシア語のケイロ(keiro:切る)に由来した名前となっています。カレックスは、洋風、和風問わず、どのようなお庭にもマッチする植物で、最近では特にドライガーデンやロックガーデンの下草として用いられることが多くなってきています。このページでは、カレックスの育て方やお手入れ方法、剪定などについてご紹介します。

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目次

カレックスの基礎知識

学名:Carex
科名:カヤツリグサ科
属名:スゲ属
原産地: 世界各地(日本原産種もあり)
和名:スゲ
英名:Carex
樹高:低木 20cm~120cm
常落区分:常緑性
日照:日なた
耐暑:強い
耐寒:普通~強い
耐陰:強い
開花期:4月~6月
花色:茶
剪定時期:3月
花言葉:「隠れ忍ぶ」、「自重」

カレックスの特長

カレックスは、細く長い葉が特徴のグラス類ですが、とてもたくさんの種類があり、種類によっては葉の幅が広いものから細いものまであるとともに、葉色は緑色、ライム色、ブロンズ色などがあり、斑の入る種もあります。日本では野山で見かけるカンスゲやゲスゲ、オオカサスゲなどが知られていますが、園芸品種の、シマカンスゲ、カレックス・オシメンシス ”エバーゴールド”などが入手しやすい品種です。ニュージーランド原産のカレックス・コマンスや、カレックス・ブキャナニーは、細い糸のような葉や赤褐色の葉などの特長があり、個性的なお庭づくりには最適な下草です。

このように、カレックスには大変多くの種があり、自生しているものから、栽培されている園芸品種などもあり、多様な葉色と形で、観賞価値も高いものも特長です。そして、カレックスは丈夫な性質で、病害虫の発生もほとんど無く、大変育てやすい植物で、放任でもよく茂り、常緑で冬を越してくれるので、一年を通して目を楽しませてくれます。

そんなカレックスは、その特長ある姿から、ドライガーデンやロックガーデンの下草や、グラウンドカバーなどにも用いられている多様性のある植物です。

カレックスの育て方

植える場所

カレックスは、日当たりのいい場所から半日陰まで、場所は選びませんが、水はけのよい土壌を好むため、粘土質の場合は土壌改良を行った方が良いでしょう。

土づくり

カレックスは、水はけがの良く、通気性の良い土壌を好みます。なお、品種により、湿った場所から乾燥を好むものまで多種多様ですから、品種を確認して対応しましょう。

水やり

カレックスの水やりは、地植えの場合は、植えつけ後活着すれば、ほとんど不要ですが、夏の猛暑期間は地表が乾いていたらたっぷりと与えましょう。尚、乾燥を好みますが、乾かしすぎると、葉先から傷んでくるので、様子をみながら水やりを行いましょう。

肥料

カレックスの肥料は、特に必要ありませんが、早く大きくしたい場合は、春から秋に液体肥料を施すか、春に置き肥を施しましょう。

植え付け・植え替え

カレックスの植え付け、植え替えの適期は、3月~6月、9月~10月です。真冬と真夏は避けておきましょう。植え付け後はたっぷりと水を与えておきましょう。

夏越し

カレックスは、耐暑性が強いので、夏対策は特に必要はありませんが、斑入りの品種は夏場の直射日光に当たってしますと葉焼けする場合があるので、半日陰になる場所に植えるか、日差しを遮るような対策を施しましょう。

冬越し

カレックスは品種により耐寒性は異なりますが、日本国内に流通している品種の多くは寒さに強いものが多く、特に多く流通している、シマカンスゲやエバーゴールドは耐寒性は非常に強い品種です。国内に流通しているほかの品種でも、-10℃程度までであれば冬越しは可能ですが、土まで凍るような寒冷地や、積雪のある地方などでは、凍結対策を施してた方が良いでしょう。

病虫害・病気対策

カレックスは、比較的病気や害虫に強い植物なので、病害虫の被害はほとんどありません。

増やし方

カレックスの株分けの適期は、3月~4月です。株は大株に育つので、株間は30~50cmはあけておきましょう。

先祖返り

カレックスは、先祖返りで緑葉が出る場合があります。特に、斑入り品種は先祖返りの傾向が強いので注意しておきましょう。緑葉が出た場合は、早めに株分けを行って、緑葉の部分を処分してしましましょう。そのままにしておくと、先祖返りした緑葉の方が強いため、緑葉ばかりになってしまうので、早めに対処しておきましょう。

カレックスの剪定方法

カレックスの剪定時期は、3月です。葉が古くなって葉の先が茶色く見苦しくなってきたり、株の元気がなくなってきたら場合は、地際を3㎝~5㎝程度残して切り戻しましょう。4月頃には新芽が上がってきますので、切り戻しは、3月上旬から中旬には行いましょう。また、剪定時期以外の時でも、古い葉が枯れこんできたら、その都度切り取りましょう。草丈を低く抑えたい場合は、適宜刈り込みを行えば、葉があまり伸びず、グランドカバーのように扱うことも可能なので、試してみてくださいね。

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まとめ

カレックスは、日当たり良く乾燥気味の環境ならば病害虫の被害も少なく丈夫に育ちます。暑さ、寒さに強く育てやすく寄せ植えやグランドカバーにも適しています。和風のお庭なら単体で、洋風のお庭なら寄せ植えやグランドカバーに、ドライガーデンやロックガーデンなら、岩と岩の隙間にもしっかりと根を張り、馴染んでくれる植物です。

そんなカレックスは、洋風のお庭、特にドライガーデンやロックガーデンなどのお庭のコーディネイトにはぴったりな植物です。カレックスを、クールなドライガーデンやロックガーデンに植えてみませんか。カレックスを使ったオシャレなドライガーデンのお庭を作りたい」という方には、ドライ系植物同士の組み合わせや植え方のバランスまでドライ系植物を知り尽くした庭家plus 岡山にぜひお声がけください。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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