【セダム】育て方の基本を庭師が伝授

ドライガーデンのアクセントになる多肉植物はコレ!|【セダム】の育て方をプロの庭師が伝授します

「セダム」は小ぶりで愛らしい見た目ながら繁殖力が強く丈夫で、ガーデニングを楽しむ人を虜にしてやまない多肉植物です。
なんと300~500種類以上もあると言われ、様々なタイプをお部屋のインテリアグリーンとしてコレクションしている人も多いですよね。
この記事では、「セダム」の魅力や特徴、育て方について紹介します。

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目次

セダムの基本情報

科名 ベンケイソウ科
属名 セダム属
学名 Sedum
英名 Stonecrop
和名 マンネングサ(万年草)、ベンケイソウ(弁慶草)
原産地 北半球の世界各地
草丈 約3~50cm ※品種による
区分 多肉植物
耐寒性 やや強い ※品種による
耐暑性 やや強い ※品種による
開花期 2月~10月 ※品種による
花色 白、黄、オレンジ、ピンクなど
用途:ドライガーデン、ロックガーデン、観葉植物など
花言葉:「静寂」、「星の輝き」、「枯れる事のない愛」など

セダムの特徴

「セダム」は、日本を含む世界中に自生する多肉植物です。その見た目もさまざまでバリエーションに富み、「上に伸びるタイプ」「這うように広がるタイプ」「垂れるタイプ」「ロゼット状に葉を広げるタイプ」など見分けるのが難しいほどの種類があり、寄せ植えやグランドカバー、ハンギングなど、セダムを使った活用例も豊富です。

セダムの人気の秘密は、ローメンテナンスで育てやすい点。地植えにしたセダムは、ほぼ手入れの必要はなく、ぐんぐんと成長し繁殖していきます。みるみると広がっていく姿は、まるで鮮やかなグリーンカーペットのような美しさです。

さらに、品種にもよりますが、耐暑性や耐寒性に強い特徴も。0℃を下回らない地域では、ほとんどの「セダム」が屋外越冬できるでしょう。

小さいながら、水分を含んでふっくらとした葉を持つ「セダム」は少ない土でもたくましく育っていくため、石の間などでも育ち、這うように繁殖していくものもあります。

ドライガーデンやロックガーデンの植物とも相性がよいので、アガベやサボテンなどの隙間に複数のセダムをバランスよく植え付けましょう。きっと、見応えのあるハイセンスなガーデンになりますよ。

セダムの育て方

「セダム」は、春秋育成型の植物です。育て方のポイントを紹介するので、参考にしてみてくださいね。

日当たりと置き場所

セダムは、明るく風通しのよい環境を好む植物です。
日光が充分に当たる場所を選んであげると、葉色にツヤがでて、元気に成長してくれるでしょう。

室内で観葉植物として育てる場合、暗くならないように注意が必要です。おすすめは、カーテン越しに日差しが差し込む場所。

0~25℃が育成適温の「セダム」は、真夏には半休眠状態となります。真夏のシーズンは、明るく涼しい場所へ移動するのがポイントです。
直射日光を浴び続けると、葉焼けをおこしてしまったり、蒸れてしまったりするので気をつけましょう。
地植えの場合は移動が難しいので、遮光カーテンなどを利用し、ジリジリと照りつける日差しを遮ります。

「セダム」は、500種類以上もあるといわれている植物です。
品種によって耐暑性や耐寒性が異なるため、0℃を下回る地域では、室内で管理するのが安心でしょう。
水分を多く内包するセダムは寒冷地では凍ってしまったり、霜にあたると、腐って溶けてしまう品種もあるので要注意ですよ。

愛らしいセダムを長く楽しむために、様子を見ながら管理していきましょう。

水やり

セダムは育てやすく丈夫な植物ですが、高温多湿になると根腐れをおこしてしまいます。
根腐れを防ぐには、季節によって水やり加減を覚えることが大切です。

「セダム」は、ぷっくりとした立体的な葉に水を溜め込む性質があります。ある程度の乾燥に耐えられますが、生育期には水を必要とします。3~6月と9~11月は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをしてください。

水やりで気をつけたいシーズンは、梅雨~夏のシーズンと冬の休眠期。
長雨や、高温による蒸れで根腐れをおこさないように、雨の当たらない涼しい場所へ移動するのがベストでしょう。

また「セダム」は、冬の休眠期はほとんど水を必要としません。乾燥が気になるときは、霧吹きで葉水をし、土の表面を軽く濡らす程度で充分ですよ。

肥料

セダムは繁殖力が強いので、肥料をあたえなくても、どんどん成長していきます。
とはいうものの、色ツヤとハリのある美しい形を保つためには、適度な肥料をあたえるのがおすすめです。
植え付けや植え替え時に、緩効性肥料を置き肥にしましょう。または、水やりのタイミングで液肥を薄めて施します。

ただし、肥料のあたえすぎは、枯れる原因にもなりますので、適度な頻度を心掛けましょう。

植え替え

セダムの植え替えは、1~2年に一度を目安に行いましょう。

成長スピードが早いセダムは、鉢いっぱいに根がまわっていることがあります。鉢底から根が出ていたり、葉色が悪くなっていたり、変化に気付いた段階で植え替えるのがおすすめです。

植え替え・植え付け敵期は、3~4月か9~10月がよいでしょう。真夏と真冬は休眠状態なので、避けてくださいね。

植え替え・植え付けをスムーズに行うコツは、『1週間ほど前から水やりをストップしておく』こと。
鉢から抜きやすくなるだけではなく、古い土を落としやすくなりますよ。

さらに、セダムは水はけのよい土を好みます。
多肉植物用の土または、ブレンドした水はけのよい土を準備しておきましょう。

【植え替えで準備するもの】
・ひとまわり大きな鉢 ※鉢底に穴の開いているもの
・多肉植物用の土など(水はけのよい土)
・鉢底ネット
・軽石やゴロ土など
・グローブ
・緩効性肥料

【植え替えの手順】
1. ひとまわり大きな鉢底へ鉢底ネットをしき、軽石またはゴロ土を入れる
2. 多肉植物用の土または水はけのよい土を3分の1ほど入れる
3. セダムを傷つけないように鉢から抜きだす
4. 古い土を落としながら、新しい鉢へ植え替える
※株分けできそうなら切り離しておく
5. 肥料を置き肥にし、1週間ほど水やりを控える
※根の張りやすい状態をつくる

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セダムの病害虫

高温多湿が苦手なセダムは、水のやりすぎと風通しに注意しましょう。
セダムが生い茂り密集しているときには、切り戻しを行い風通しよくしましょう。

ただし、乾燥気味に育てることで、「ハダニ・カイガラムシ・ネジラミ」などの害虫が発生しやすくなるのが難点です。

ハダニは、水で牛乳を薄めたスプレーをし、しばらくしてから洗い流しましょう。
カイガラムシは歯ブラシを使ってこすり落とします。ハダニもカイガラムシも、数が少ないうちに発見し、駆除するのがおすすめですよ。

目視で見つけられない、ネジラミは要注意です。
根の栄養を吸い取り弱らせてしまうので、セダムの葉や成長速度に変化がないか、こまめにチェックしましょう。

少しでも異変を感じたら、掘り返してみるのがおすすめ。
白い粒状のネジラミが発生していたら、水でよく洗い流します。
根が乾くまで乾燥させ、新しい清潔な土へ植え替えを行うとよいでしょう。

セダムの剪定

一見剪定が必要なさそうに見える「セダム」ですが、新芽の成長のためには剪定は欠かせない作業です。
3月か9月頃を目安に「切り戻し剪定」を行いましょう。

繁殖力が強いので、ぐんぐん伸びて徒長したバランスの悪い部分をカットします。
ドライガーデンやロックガーデンでは、グランドカバーにしているセダムは密集しやすく、風通しが悪くなるでしょう。

こまめに切り戻しを行い、バランスと風通しのよさをキープしてあげるのも大切。
切り戻し剪定に使用するハサミは事前に消毒し、ウイルスや病害虫をうつさないようにしましょう。

セダムの増やし方

セダムは、「葉挿し・挿し木・株分け」で比較的かんたんに増やせる植物です。真夏と真冬のシーズンを避けて、セダムを増やしてみましょう。

葉挿し

自然と取れてしまった葉は、そのまま土の上に置いておきましょう。しばらくすると根が出てくるので、好きな場所へ植え付けてくださいね。直射日光のあたらない、涼しい場所がベストです。

挿し木

切り戻したセダムも、捨ててしまわず、挿し木にするのがおすすめです。切り口を乾燥させるために、風通しのよい場所で管理しましょう。根が出てきたら植え付けのタイミングですよ。

株分け

植え替えの際に、株分けできそうセダムを見つけたら、切り離しておきましょう。これも同じく根をしばらく乾燥させた後、植え付けを行います。

まとめ

繊細で愛らしい姿の「セダム」はバリエーション豊かな多肉植物です。初心者でも育てやすく、かんたんに増やせるのが魅力的。
また、紅葉したセダムは、カラフルなジュエリーのような輝きを放ちます。

見た目がクールで無機質になりがちな、ドライガーデンやロックガーデンやを鮮やかに彩る、グランドカバーとしてもおすすめです。

「多肉植物は初めて」という方も、様々な種類の中からお気に入りのセダムを見つけて、愛着を持って育ててみてくださいね。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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