【サンゴジュ】剪定の基本を庭師が伝授

庭木&生垣として美しい樹形をキープする剪定のコツを紹介!

夏から秋にかけて、真っ赤な実をつけるサンゴジュは、庭木として人気のある植物です。
ツヤのあるグリーンの葉が密に茂るので、フェンス代わりの目隠しとして、生け垣にしている方も多いかもしれませんね。
サンゴジュは、根付けばほぼ枯れることがありませんが、枝が伸びやすく樹形が乱れやすいのがデメリット。この記事では、サンゴジュの剪定の時期や剪定方法、育て方のコツをご紹介します。サンゴジュの剪定に困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

サンゴジュの基本情報

属名:ガマズミ属
科名:スイカズラ科
学名:Viburnum odoratissimum
英名:sweet viburnum
和名:珊瑚樹
別名:キサンゴ、ヤブサンゴ
原産地:日本(関東南部以西)
樹高:約5~12m前後
区分:常緑高木
耐暑性:強い
耐寒性:やや弱い
開花期:6月頃
花色:白色
結実期:8~10月
剪定時期:4月~7月、9月~10月
用途:庭木、生垣、防風林、防火樹など
花言葉:「負けず嫌い」「端麗」

サンゴジュの特徴

サンゴジュは、ツヤのある美しい葉を持つ植物です。
肉厚の葉は水分を多く含むので燃えにくく、火災の拡大を阻止したり、延焼速度を遅くするといった効果があり、古くから防火樹の役割として用いられています。
また、排出ガスや潮風など、過酷な環境下でも育つほど強い植物です。その特徴から、サンゴジュは防風林や庭木、生垣に利用されることが多く、住宅街でよく見かけます。密に茂る葉は目隠しになるいっぽう、枝が伸びやすく風通しが悪くなる性質もあります。
風通しが悪いまま放置しておくと、サンゴジュハムシが発生し、美しいグリーンの葉を食い荒らされてしまう被害もおこります。そのため、年に2~3回ほど剪定を行い、樹形を整えるメンテナンスは欠かせません。
サンゴジュは、初夏になると白色の可愛らしい花を咲かせ、夏から秋にかけては、真っ赤な実を“たわわに”つけはじめます。柄まで染まるその姿が、まるで珊瑚を思わせることから「サンゴジュ」と呼ばれるようになりました。
根付いてしまえば、育てるのが難しくない植物ですが、剪定作業は必須です。樹形のバランスを保ちながら育てるには、剪定のコツを早く掴むのがおすすめです。

サンゴジュの育て方

サンゴジュは、生命力が強く丈夫な植物です。それでも、育て方を間違えると枯れてしまうことがあります。
ここからは、基本的な育て方のコツを紹介します。

日当たり・管理場所

サンゴジュは日当たりのよい場所を好みますが、多少の日陰でも充分に育つでしょう。
排出ガスや潮風があたっても耐えられる植物です。そして、やや湿り気のある土壌を好みます。
寒さにはやや弱いので、庭木にする地域は、関東南部以西がおすすめです。

水やり

しっかりと根付けば、水やりの必要はほぼありませんが、植え付けて間もない期間は、水切れをおこしていないかチェックしましょう。真夏など乾燥しているときには、水やりを行います。

肥料

サンゴジュは秋にたくさんの実をつけるため、肥料は欠かせません。
春~秋にかけては、1~2カ月に一度は緩効性肥料を施します。また、1~2月には寒肥として、緩効性固形肥料や鶏糞をあたえましょう。肥料が不足すると、葉や実つきが悪くなり、美観が損なわれてしまうので要注意です。

植え付け

サンゴジュの植え付け適期は「3月中旬~4月上旬」または「9月中旬~10月上旬」です。根付いてしまえば、過酷な環境でも育っていくタフな植物です。フェンス代わりに生垣として利用する場合は、1m以上の間隔をあけて植え付けるのがよいでしょう。

サンゴジュの剪定時期

サンゴジュの剪定適期は、「4~7月」と「9~10月」です。樹形のバランスを見ながら、年に2~3回の剪定を行いましょう。

サンゴジュは生命力が強く、枝が伸びるスピードも速い植物です。4月にサンゴジュの刈り込みを行ったとしても、新芽が成長し、夏には枝が伸びてしまうことがあるでしょう。あまりにも樹形が乱れているようなら、7月頃にも剪定を行います。

サンゴジュの秋の剪定は、遅くても10月中に済ませておくのがよいでしょう。寒さにやや弱い植物なので、剪定時期が遅くなると寒風にあたって枯れてしまうことがあるからです。本格的な冬が訪れる前に剪定を済まし、株への負担を減らしてあげましょう。

サンゴジュの剪定道具

はじめてサンゴジュの剪定に挑戦する方は、以下のものを準備しましょう。

・軍手
・剪定ばさみ
・刈り込みばさみ
・脚立

広範囲の剪定を行う際には「ヘッジトリマ」や「バリカン」があると便利です。その反面、使い慣れていないと、大怪我をする危険性もあるので要注意です。
あっという間に刈り込みできるのがメリットですが、不自然な形で葉がカットされてしまうため、傷んだ葉の見た目が悪くなってしまう難点もあります。

使い方に不安がある方は「剪定ばさみ」や「刈り込みばさみ」を使って、剪定するのがよいかもしれません。

また、高所作業で脚立を使う際には、不安定な場所に置くのは避けましょう。
手の届かない場所の剪定を無理に行うと、転倒の原因にもなります。くれぐれも、注意しながら作業をしてくださいね。

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サンゴジュの剪定方法

サンゴジュの剪定方法は「間引き剪定(透かし剪定)」、「刈り込み剪定」があります。

サンゴジュは、1年に30~40cmほども伸びるので、成長期には枝が伸びて樹形が乱れてしまい易い樹種です。
とくに、生垣に利用しているサンゴジュを放置すると荒れた印象になり、葉が混みあって風通しも悪くなりがちです。
適度なタイミングで剪定を行い、病害虫の発生を防ぎましょう。

間引き剪定(透かし剪定)

徒長している枝や枯れている枝を間引く剪定方法です。樹形や樹高を大きく変え無い場合は間引き剪定だけで十分です。
全体的なバランスを確認しながら、葉や枝が密集している場所を剪定していきましょう。
切り詰める際には、必ず葉を残しつつ、芽の方向を考えて剪定するのがポイントです。
内部の枯れ枝込み合った枝をしっかり取り除いておくことで、剪定後は樹形の内側に空間ができ、スッキリするので風通しがよくなり、病害虫も予防できます。

刈り込み剪定

間引き剪定(透かし剪定)と違って、葉や芽の成長を考えずに、大胆に刈り込む方法で、「ヘッジトリマ」や「バリカン」を使用すると、あっという間に終わります。
樹形や樹高を変えたい方におすすめの剪定方法です。また、サンゴジュを生垣に利用している方にも向いています。
すでに樹形がお好みの状態であれば、刈り込み剪定は必要ありません。
大掛かりな剪定となるので、サンゴジュの生育旺盛な時期「4~7月」に行うのがおすすめです。

2つの剪定方法を使い分け、樹形のバランスを見ながら、季節に合わせて剪定してくださいね。

サンゴジュの病気と害虫

サンゴジュは、強健な植物として知られていますが、気をつけたい病気や害虫をいくつか紹介します。

すす病

葉や枝に発生する暗褐色のカビです。
カイガラムシ・アブラムシ・コナジラミなど、害虫の排泄物が栄養源となり繁殖していくカビ。
害虫を発生させないよう、定期的に剪定を行い、風通しをよくすることが大切です。
発生してしまった際には、範囲が広がらないように切除し、焼却しましょう。

カイガラムシ

枝や幹に大量発生する吸汁性害虫です。
カイガラムシの排泄物は、すす病が発生する原因にもなるので、早めの駆除が必要。
成虫になると、殺虫剤が効きにくくなる性質があるため、大量発生する前の段階で見つけ、歯ブラシ等でこすり落としましょう。
枝ごと切り落とし、焼却するのもよいでしょう。

サンゴジュハムシ

葉を食害するやっかいな害虫です。
食い荒らされたあとの葉は穴が開き、茶色くボロボロの状態。サンゴジュの特徴的な美しい葉が損なわれてしまいます。
卵で越冬し、4月に幼虫が新芽を食べつくします。成虫になったサンゴジュハムシは、卵を産み、翌年の春にはまた同じ被害が繰り返されてしまうでしょう。
サイクルをストップさせるには、薬剤散布を行いましょう。

まとめ

サンゴジュは、鮮やかなツヤのあるグリーンの葉が美しい植物です。真っ白な花が満開に咲く季節は、見た目も爽やか。
秋になると真っ赤な実を付け、一年中変化のある姿を楽しませてくれるでしょう。
樹形の仕立て方によって、和洋どのタイプの家にもしっくりと馴染むので、お庭を彩る庭木となりそうですよね。

サンゴジュは生命力が強く、枝の伸びるスピードも速く、定期的な剪定が必要です。
広範囲の剪定を行う際には、専用の機器が必要だったり高所作業では脚立を使うことも。

見積もりも無料ですので、ぜひ気軽にご相談ください。綺麗なお庭で皆様の暮らしが豊かになれば幸いです。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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