
「プンゲンストウヒ」はクリスマスツリーのような樹形とシルバーがかった青緑色の葉が美しい針葉樹です。日当たりがよく、水はけのよい場所なら土質は選ばないので、洋風のお庭のシンボルツリーとしてピッタリです。
きれいなツリー型の樹形を保つためには、不要な枝を切って透かす剪定が必要となります。
この記事では、プンゲンストウヒの剪定方法やベストなタイミでングを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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プンゲンストウヒの基本情報
属名:トウヒ属
科名:マツ科
学名:Picea pungens
英名:Blue spruce
別名:コロラドトウヒ、アメリカハリモミ
原産地:北米
樹高:5m~50m
区分:常緑針葉樹、高木
耐暑性:弱い
耐寒性:強い
開花期:5月~6月頃
花色:紅紫
用途:シンボルツリー、コニファーなど
花言葉:不運の中での希望
プンゲンストウヒの特徴

シルバーがかった青緑色の葉が魅力の針葉樹「プンゲンストウヒ」は、日本ではクリスマスツリーとして使われることもあります。「Pungens(プンゲンス)」は硬く尖ったという意味があります。耐寒性は非常に高く、北海道でも問題なく越冬します。しかし、暑さに弱い傾向にあり、関東より南で栽培する場合は、真夏の日差しや風通しを良く管理するなどの注意が必要となり、栽培レベルは少し高めです。
また、プンゲンストウヒは生長がゆっくりで1年で10cm程度しか生長しません。そのため、剪定方法を間違えて樹形を乱してしまうと、元通りになるまでには長い年月を要します。プンゲンストウヒは大がかりな剪定は必要ありませんが、枝が混みあうと内部が枯れてしまうので、生長が見込めない枝や、葉がなくなった枝は剪定で取り除く必要があります。
プンゲンストウヒの剪定のタイミング
プンゲンストウヒの剪定は、芽吹き前の2月~3月が適しています。
生長力が低下している寒い時期に剪定を行うことにより、樹液が流れ出て弱ってしまう心配がありません。
プンゲンストウヒを含めた、樹木別剪定時期年間カレンダーを作成しました。興味がある方は、ぜひご覧ください。
プンゲンストウヒの剪定道具
プンゲンストウヒの剪定には以下の剪定道具を準備しましょう。
・軍手
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・ノコギリ
・脚立
・癒合剤
使用前にハサミやノコギリは消毒をしましょう。消毒を怠ると、切り取った枝の切り口からウィルスや細菌が入り、樹木が病気になる原因をつくってしまいます。
プンゲンストウヒは生長すると樹高が高くなり数メートルにもなり、手が届かない場合があります。その場合は脚立を使用し、剪定作業を行うことになりますが、脚立は剪定に向いている「三脚」を準備し、安全に十分気をつけながら作業しましょう。自分での剪定が心配な場合や、不安に感じた場合はプロにお任せすることをおすすめします。
プンゲンストウヒの剪定方法

プンゲンストウヒの剪定は芽吹き前の2月~3月に行います。
頭頂部の芯を一本にする
頭頂部の下の側枝(わき枝)が上向きに伸びてきた場合は、そのまま放置すると頭頂部が割れてしまい、きれいな円錐形にならなくなってしまうので、側枝(わき枝)を枝元で切り、芯を一本にし、円錐形となるようにしましょう。
不要な枝を切って透かす
枝が同じ方向に上下に重なっている場合、下の枝に日光が当たらず枯れてしまう原因となるので、重なりあっている枝は枝元から切りましょう。
また、プンゲンストウヒの枝は通常、水平に伸びます。下に向かっている枝は切り整理をします。
幹から出ている細い枝、幹吹きもあわせて切りましょう。幹吹きを切ることにより、幹がきれいに見えるようになります。
枝先を二叉にする
枝先は、三叉に伸びていくので、真ん中の枝を切り二叉にすることにより、きれいな枝の広がりをつくることができます。剪定の後、左右の枝の枝先が、また三叉になってしまった場合は、真ん中の枝を切り落とします。枝先を二叉にする作業を繰り返し行うことにより、理想の枝の広がりにすることができます。
プンゲンストウヒは生長がゆっくりなため、切りすぎてしまうと元通りになるまでには長い年月がかかります。切りすぎて内部がスカスカになり、樹形が乱れてしまわないように注意しながら剪定作業を行いましょう。
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プンゲンストウヒの育て方
プンゲンストウヒは耐寒性が強く、涼しい気候を好み、寒冷地でも育てることができます。
日当たり
日当たりのよい場所を好みますが、西日のような強い日があたる場所は控えましょう。
日当たりが悪いと葉色が悪くなってしまうので、建物の影に隠れてしまうような場所での栽培は控えましょう。
水やり
鉢植え、地植えの植えつけてから2年未満の若株は、土が乾いている場合は水をたっぷりあたえましょう。
地植えで植えつけてから2年以上のプンゲンストウヒの水やりは、基本的に必要ありません。
鉢植えの場合は、真夏に土が乾いている場合はたっぷり水をあたえましょう。
肥料
プンゲンストウヒへ肥料をあたえる際は、1月頃に行います。堆肥や油かすなどの有機質肥料を寒肥としてあたえましょう。
植え付け
プンゲンストウヒの植え付けは2月~4月頃が適期です。
一度植えたら移植はほぼできません。プンゲンストウヒは品種によっては、数十メートルにも生長しますので地植えをする場合は、十分なスペースを確保して行うようにすると良いでしょう。
また、植え付け後の若木は芯がまっすぐ伸びないので、高さが2mくらいになるまでは、支柱を立ててまっすぐ伸びるよう誘引すると良いでしょう。
プンゲンストウヒの病害虫
プンゲンストウヒは、病害虫には強い樹木ですが害虫には少し注意が必要です。
害虫で気をつけたいのが「ハマキムシ」です。
ハマキムシ
ハマキムシは葉を食害してしまう害虫です。見つけしだい捕殺しましょう。
まとめ

クリスマスツリーのような円錐形の美しい樹形とシルバーがかった青緑色の葉が美しい「プンゲンストウヒ」は、寒さに強く寒冷地でも育てられる樹木です。
洋風のお庭のシンボルツリーやクリスマスツリー用として育ててみたいという方もいらっしゃると思います。
プンゲンストウヒは、枝が混みあうと内部が枯れてしまい、弱らせてしまう恐れがありますので、剪定は必須です。また、放任すると樹形が乱れやすいため、きれいな円錐形の樹形を保つためには剪定を行う必要があります。
プンゲンストウヒの剪定は、「頭が割れないように芯を一本にし、円錐形になるようにする」、「重なりあっている不要な枝は切る」、「枝先を二叉にして、きれいな枝の広がりをつくる」ことを念頭において行うと良いでしょう。
大きく生長したプンゲンストウヒの剪定には、脚立が必要になります。脚立を使用する場合は、気をつけて安全に剪定作業を行うようにしましょう。ご自身での作業に不安を感じる場合には、プロの業者や剪定を行っている造園会社、造園業者にお願いするのも良いでしょう。
ぜひ、この記事を参考にプンゲンストウヒの剪定を行ってみてくださいね。
プンゲンストウヒの剪定やお手入れで困った場合は、ぜひ庭家plus 岡山へご相談ください。
皆様の素敵なお庭づくりのお手伝いができれば幸いです。
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎
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