【ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)】育て方の基本を庭師が伝授

ドライガーデンに似合うサボテン ゴールデンバレルカクタス(金鯱)の育て方をプロの庭師が伝授します

ドライガーデンに似合うサボテン ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)
圧倒的な存在感を放つサボテンの王様「ゴールデンバレルカクタス」。名前を聞いただけではピンとこない方もいるかもしれませんが、”金鯱(キンシャチ)”という別名なら聞いたことがあるかもしれませんね。
金鯱を、ドライガーデンへ植え付けている方のなかには、少し「元気がないかな」という悩みをお持ちかも知れませんね。そんなときは、今回の記事を参考にして、水やりや植え替えのコツを掴んで、立派なゴールデンバレルカクタスを育ててくださいね。
このページでは、ゴールデンバレルカクタス(金鯱)の魅力、育て方やお手入れ方法などについてご紹介します。

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目次

ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)の基本情報

分類:エキノカクタス属(タマサボテン属)
科名:サボテン科
学名:Echinocactus grusonii
英名:Golden barrel cactus
和名:エキノカクタス グルソニー
別名:金鯱(キンシャチ)
原産地:メキシコ、アメリカ南西部
樹高:80cm~100cm
葉張り:90~180cm
区分:多肉植物
耐寒性:5℃まで
耐暑性:やや強い
開花期:8~10月
花色:黄色
用途:観葉植物、ドライガーデン、ロックガーデンなど
花言葉:儚い夢、憂い

ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)の特長

日本では別名「金鯱(キンシャチ)」の愛称で慕われているゴールデンバレルカクタスは、メキシコやアメリカ南西部原産の乾燥を好む植物です。コロンとした丸みと黄金色のトゲが特徴的で、老若男女を問わず人気のサボテン。個性的な特徴を持つ姿からドライガーデンやロックガーデンに取り入れる方も多く、「短棘金鯱」や「長棘金鯱」のほか、白いトゲを持つ「白棘金鯱」など、多種多様なトゲを持つ個体もあります。また、珍しいタイプでは石化した「モンスト」や、成長点がつぶれた形状の「綴化(てっか)」などは、金鯱マニアから特に人気がある種類です。

ゴールデンバレルカクタス(金鯱)の最長寿命は30年程度ですが、小さなものから大きなサイズまで、よく目にするサボテンと思われがちですが、実は絶滅危惧種”レッドリスト”の「絶滅寸前」に指定されています。そんな希少価値の高いサボテンですが、日本では広く流通していますので、末永く大切にお世話できる、お気に入りの金鯱を見つけてみませんか。

ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)育て方

観葉植物初心者の人は、育てはじめにサボテンを選ぶことがよくありますが、サボテンは簡単そうに見えて、じつは枯れてしまうことが多いサボテンの育て方のポイントを紹介します。

水やり

原産地が乾燥地帯のゴールデンバレルカクタス(金鯱)は、湿度が苦手です。そんな金鯱への水やりのポイントは、表面の土が乾いてから”たっぷりと”あたえるという習慣をつけましょう。
水を与えるときには、鉢底から流れでるくらいが目安です。乾燥したタイミングで水やりをするメリハリも大切です。また鉢底から流れでた水は、トレーに溜めたままにせず、すぐに捨てましょう。不必要な湿度は、根腐れや病気の原因になってしまいます。

さらに気をつけたいのは、休眠期の水やりです。12月~3月の休眠期には、ほとんど水やりの必要はありません。この期間中は、いっさい水やりをしなくても、ゴールデンバレルカクタスは枯れることはなく、むしろ休眠期の水のあたえすぎが原因で、根腐れをおこしてしまうことがあるので特に注意が必要です。それでも不安な人は、数週間に一度くらいのペースで、ほんのわずかの水をあたえるだけに留めておきましょう。休眠期を迎えるまえの秋から冬にかけて、段階的に水やりの頻度を少なくしていき、慣らしていくのも良い方法です。

日当たりと置き場所

日当たりと風通しのよい場所を好むゴールデンバレルカクタス(金鯱)は、原産地の気候とかけ離れた日本で育てる際には注意が必要です。金鯱は、メキシコやアメリカ南西部の、ジリジリと照り付けるような日差しが好きなイメージですが、真夏の直射日光はNGです。35℃以上に暑くなると半休眠状態となりますし、さらに葉焼けの原因となってしまうので気をつけましょう。
かといって、日光が当たらない場所で育て続けると徒長して長細くなったり、トゲが貧弱になったりと見た目が悪くなってしまうので、キレイな丸い形に育てるなら、日当たりのよい室内で定期的に鉢をまわしながら日光を当ててあげましょう。
また、梅雨の時期や冬の管理にも注意が必要です。特に屋外のドライガーデンやロックガーデンなどに地植えで育てる場合には、長雨による根腐れやカビ、害虫などの発生が起こりやすくなります。
さらに冬には5℃以上を確保しつつ、霜があたらない環境を維持できないと枯れてしまうので注意が必要です。

ゴールデンバレルカクタス(金鯱)は、状態をこまめに観察しつつ、いざというときには屋内へ移動することも考えておく必要がありますね。

肥料

ゴールデンバレルカクタスを大きく育てたい人は肥料が必要です。サボテンの根はデリケートなので、肥料をあげるシーズンと量には十分気を付けましょう。肥料焼けで根を傷めてしまっては元も子もありません。

冬の休眠期の肥料は避け、成長期の春と秋のみ肥料を与えましょう。肥料の種類は「液体肥料・有機肥料・固形肥料」のどのタイプでもかまいませんが、有機肥料と固形肥料をあたえる場合には、根から離した場所へ置くか混ぜるようにしましょう。

また、液体肥料を使う際には、規定量よりも薄めて使います。月に2~3回を目安に、水やりのタイミングにあわせて液体肥料をあたえると忘れずにすむのでおすすめです。

植え替え

“サボテンの王様”といわれるゴールデンバレルカクタス(金鯱)を存在感ある姿へ育てたい人は、一回り大きな鉢へ年に一度のペースで植え替えを行いましょう。鉢いっぱいに根が張ってしまったり、土が古くなったりすると成長がストップしてしまうので、植え替え時には古い根をカットし、新しい根が成長しやすい状態にしてあげましょう。

植え替えの適期は、真夏と真冬を避け、春か秋の成長期にするのがおすすめです。植え替え前後は、1週間程まえから水やりを止めて土を乾かすのがポイントです。

【植え替えで準備するもの】
・鉢
・サボテン・多肉植物用の土(別の用土を混合してもよい)
・鉢底ネット
・軽石
・肥料
・緩衝材など(植え替え時サボテンのトゲ防止)
・ハサミ

【植え替えの手順】
1. 鉢底に鉢底石、軽石をしき、サボテン・多肉植物用の土をいれる
2. 鉢から株を引き抜き、古い土をそっと落としていく
※緩衝材でサボテンを掴んでトゲを防止
3. 傷んでいる根は、消毒済みのハサミでカットする
4. 鉢へ植え付け、有機肥料または固形肥料をあたえる
※植え替えたあとは1週間ほど水やりをしない

ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)の病害虫

ゴールデンバレルカクタスの代表的な病害虫は、根腐れ病、ウィルス病、ダニやアブラムシの被害例が多くあげられます。特に多いのが、水や肥料の与えすぎによる根腐れ病です。異常に気づいたらすぐに、腐っている部分の切除が必要です。切除後はしっかりと消毒し、乾燥するまで数週間は乾かしておきましょう。

さらに、道具などから感染しやすいウィルス病にも気を付けたい所です。黄色や茶色に変色していたり、斑点がでていたりと、あきらかに見た目に異常を見つけた際には、残念ながら処分するしかありません。

完治することのないウィルス病は、放っておくとほかの植物へ感染してしまうので、心を鬼にして処分しましょう。また、ほかの病気を媒介するアブラムシや、サボテンを弱らせてしまうダニ類を見つけたら、すぐに殺虫剤などを使い駆除することをおすすめします。

ゴールデンバレルカクタス(金鯱サボテン)の増やし方

ゴールデンバレルカクタス(金鯱)を増やしたいという方は、子株を切り離して育てる方法にチャレンジしてみましょう。3cm程の子株がでてきたら、ゴールデンバレルカクタスを増やすタイミングです。少し勇気がいりますが、思い切って子株を切り離してください。
切り離した子株はすぐに植え付けをせず、1週間ほど時間をかけて乾かしていきましょう。切り口が乾燥しないまま植え付けをすると、菌が侵入してしまうので要注意です。
子株を植え付ける際は、軽く土に挿しておくだけで充分です。やがて根がでて成長しはじめます。水やりは根が出たのを確認してから、霧吹きで少しずつスタートしましょう。
はじめのうちは、大切に育てているゴールデンバレルカクタス(金鯱)を切り離すことにためらいを持ってしまうかもしれませんが、日を追うごとに大きく成長していく姿を見守っていると、罪悪感も消えて愛着も増していきます。

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まとめ

「20年ほど成長しないと花をつけない」といわれているゴールデンバレルカクタス(金鯱)は、開花時には黄色いビタミンカラーの花を咲かせてくれます。大きな株は見栄えもして格好良いものですが、小さかった株を大きく成長させていく過程で咲いてくれた花は、感動と喜びが溢れます。
大切に育てるゴールデンバレルカクタス(金鯱)の開花を見る日のために、まずはお気に入りのサボテンの王様を探しにいきましょう!

そんなゴールデンバレルカクタス(金鯱)は、洋風のお庭、特にドライガーデンやロックガーデンなどのお庭のコーディネイトにはぴったりな植物です。ゴールデンバレルカクタス(金鯱)を使ったオシャレなドライガーデンのお庭を作りたい」という方には、ドライ系植物同士の組み合わせや植え方のバランスまでドライ系植物を知り尽くした庭家plus 岡山にぜひお声がけください。

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執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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